日経平均385円安でスタート　日銀が追加利上げ検討、0.25％程度への引き上げ議論へ

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比385.18円安の38140.77円、東証株価指数（TOPIX）が21.17ポイント安の2733.28で始まった。

トップニュース
三村新財務官、円安「デメリット目立つ」－為替介入の判断は総合的に
財務省の国際部門トップに31日就任する三村淳財務官は、足元の円安について、輸入物価を押し上げて国民生活に影響を与えるなどデメリットの方が大きいとの認識を示した。ブルームバーグの単独インタビューに29日応じた。

円は１ドル＝152円台に大幅上昇、日銀利上げ検討報道－財務官発言も
31日朝の東京外国為替市場の円相場は１ドル＝152円台半ばと、前日夕から大幅上昇。日本銀行がこの日の金融政策決定会合で追加利上げを検討すると報じられ、会合結果への警戒感から急速に買い戻されている。三村淳新財務官が足元の円安はデメリットが大きいとの認識を示したことも円高につながっている。

日銀が追加利上げ検討、0.25％程度への引き上げ議論へ＝報道
ＮＨＫや時事通信など国内メディアは、日銀が３１日に開く２日目の金融政策決定会合で追加利上げを検討し、短期金利を０．２５％程度に引き上げる案を議論すると報じた。ＮＨＫは、９人の政策委員の多くが物価は見通しに沿って上昇しているという見方を示しているものとみられると伝えた。

ディスコ、東エレクなど半導体製造装置関連が一斉安、ＳＯＸ指数急落と円高が逆風
$ディスコ(6146.JP)$、 $東京エレクトロン(8035.JP)$、 $アドバンテスト(6857.JP)$、 $レーザーテック(6920.JP)$、 $SCREENホールディングス(7735.JP)$など大手半導体製造装置メーカーが軒並みウリ気配スタートとなるなどリスクオフの波に晒されている。

愛三工は気配値のまま上昇、今３月期営業利益上方修正と配当大幅増額でサプライズ
$愛三工業(7283.JP)$は買い注文が集中し寄り付き商いが成立せず、気配値のまま株価を上昇させている。トヨタ系自動車部品会社で燃料ポンプや燃料噴射システムを主力商品として展開するほか、電動車制御システムなど電気自動車（ＥＶ）シフトに対応した分野への取り組みにも余念がない。３０日取引終了後、２５年３月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の１６０億円から１９０億円（前期比２３％増）に大幅増額した。