日経平均166円高でスタート　TOPIX、89年12月の史上最高値上回る

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比166.83円高の40747.59円、東証株価指数（TOPIX）が8.92ポイント高の2881.10で始まった。

円は161円台後半、弱い経済指標で米金利低下も円売り基調継続
４日朝の東京外国為替市場の円相場は１ドル＝161円台後半と前日夕から横ばい圏で推移。米国で雇用や景況感などの経済指標が予想を下回り、年内の利下げ観測が強まった。海外時間は米長期金利の低下を受けて円が買われる場面もあったが、円売り基調は変わらず。約38年ぶり安値圏での推移が続き、政府・日本銀行による円買い介入への警戒感もくすぶったままとなっている。

日本企業の外債発行が過去最高、三井住友ＦＧは7300億円調達
日本企業による外貨建て社債の発行が活発化している。米国の大統領選を控え、市場が不安定になる前に買収や成長戦略に充てる資金を確保する狙いがある。 $三井住友フィナンシャルグループ(8316.JP)$は３日、５本立てで総額45億ドル（約7300億円）のドル建て債の発行条件を決めた。

日立ＣＦＯ、数千億円の大型Ｍ＆Ａに意欲－低収益事業の売却も継続
$日立製作所(6501.JP)$の加藤知巳最高財務責任者（ＣＦＯ）は３日のインタビューで、同社が再び大型の合併・買収（Ｍ＆Ａ）に乗り出す可能性があると明らかにした。また、利益率の低い事業の売却を含め資産の入れ替えを今後も積極的に進める考えだ。

村田製など電子部品株の上値指向続く、エッジＡＩ市場拡大で人気加速◇
$村田製作所(6981.JP)$が頑強な値動きを続けているほか、 $太陽誘電(6976.JP)$や $TDK(6762.JP)$など前日に急動意をみせた電子部品大手メーカーが上値を伸ばしている。