日経平均27円高でスタート　消費者物価は22カ月連続で日銀目標２％水準を維持、正常化後押し

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比27.07円高の39260.78円、東証株価指数（TOPIX）が0.72ポイント高の2674.34で始まった。

トップニュース
消費者物価は22カ月連続で日銀目標２％水準を維持、正常化後押し
１月の全国消費者物価指数（生鮮食品を除くコアＣＰＩ）は前年比上昇率が３カ月連続で縮小したものの、22カ月連続で日本銀行の掲げる目標の２％を維持した。今回の結果を受け、３月か４月にも日銀が金融政策の正常化に踏み出すとの観測がさらに強まりそうだ。

金融庁、銀行融資の緩み点検へ　コンプラ違反倒産急増で
金融庁は銀行の融資規律を点検する。粉飾決算などコンプライアンス（法令順守）違反で倒産する企業が増えているためで、審査に緩みがないか立ち入り検査を含め検証する。マイナス金利政策解除で「金利ある世界」になれば、ずさんな融資が不良債権化するリスクも高まる。

仏アムンディは日本株に引き続き強気、円高予想で為替ヘッジ見送りも
欧州最大の運用会社であるアムンディ・アセット・マネジメントは、日本株と円相場がますます強くなるとみている。グローバル株式戦略の責任者であるエリック・ミジョット氏はブルームバーグのインタビューで、日本の株式市場は過去最高値を更新し、円は今後12カ月の間に対ドルで上昇すると予想され、海外投資家にとっては為替ヘッジをかけない方がより多くの利益を得られるとの見方を示した。

３メガ銀がインドで事業拡大、急速なデジタル化に商機－潜在力魅力
日本のメガバンクがインドでの事業を拡大している。アジアでのリテール展開で後れを取っていた $みずほフィナンシャルグループ (8411.JP)$が今月、現地ノンバンクへの出資を発表。３メガそろって現地企業に出資する展開となった。

量子計算機で新会社　富士通・日立など10社参画
次世代の高速計算機、量子コンピューター（総合2面きょうのことば）の商用化に向けて国内の産学が2024年度に新会社を立ち上げる。産業界からは $富士通 (6702.JP)$や $日立製作所 (6501.JP)$、 $日本電気 (6701.JP)$など約10社が参画し、30年度までに新しい方式の高性能商用機の実現をめざす。

任天堂－4日続伸　スイッチ後継機、来年3月にも　品薄回避へ在庫確保＝日経
$任天堂 (7974.JP)$が4日続伸。27日付の日本経済新聞朝刊は、同社がゲーム機「ニンテンドースイッチ」の後継機を2025年3月にも発売すると報じた。記事によれば、スイッチ同様に据え置き型と携帯型の両方の特徴を備えたゲーム機となる見通しだという。

楽天グループ－反落　「楽天市場」出店料3割値上げ　経費増に対応＝日経
$楽天グループ (4755.JP)$が反落。27日付の日本経済新聞朝刊は、同社がインターネット通販サイト「楽天市場」における月額の出店料を約3割引き上げると報じた。

KDDI、ソニー・ホンダのEVに回線
$KDDI (9433.JP)$は26日、 $ソニーグループ (6758.JP)$と $本田技研工業 (7267.JP)$が折半出資するソニー・ホンダモビリティと協業すると発表した。同社が2025年に発売予定の電気自動車（EV）「AFEELA（アフィーラ）」にKDDIの通信回線を提供し、車内への映画やゲームの配信を支える。

配信元：日本経済新聞、Bloomberg、トレーダーズ・ウェブ