日経平均279円高でスタート　円は対ドルで153円台前半、米長期金利上昇で一時約34年ぶり安値更新

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比279.39円高の39722.02円、東証株価指数（TOPIX）が15.04ポイント高の2762.00で始まった。

トップニュース
円は対ドルで153円台前半、米長期金利上昇で一時約34年ぶり安値更新
12日朝の東京外国為替市場の円相場は１ドル＝153円台前半と、前日夕方から小幅下落。海外時間には一時153円32銭と1990年６月以来の安値を更新した。週末を前にしたポジション調整や介入への警戒から円を買い戻す動きも想定されるが、米長期金利上昇が続く中で緩やかなドル高・円安基調が続きそうだ。

日本当局、155円台突入なら介入へ－ＭＵＦＧゴンカルベス氏
ＭＵＦＧセキュリティーズアメリカの米国マクロ戦略責任者、ジョージ・ゴンカルベス氏は、日本の通貨当局が介入に踏み切る新たな警戒ラインが１ドル＝155円になるとの見方を示した。米消費者物価指数（ＣＰＩ）の上振れを受け、これまで警戒されていた水準を突き抜けて円安・ドル高が進行したことが背景にある。

「サブコン」が引っ張る建設株、製造業の国内回帰で市況改善の恩恵
日本の株式市場で建設株が勢いづいている。政府の半導体支援や地政学リスクの高まりを受けて国内に製造拠点を回帰させる動きが活発化しており、利益率改善への期待につながっている。

三井不動産－3日ぶり反発　新長期経営方針を策定　増配も発表
$三井不動産 (8801.JP)$が3日ぶり反発。同社は11日、新長期経営方針を策定したと発表した。コア事業のさらなる成長、スポーツ・エンターテインメントなどの新たなアセットクラスへの展開、新事業領域の探索、事業機会獲得の3つの事業戦略により、両利きの経営を実践する。

富士フイルムＨＤ－4日ぶり反発　バイオ薬の受託生産5倍　米日などに7000億円＝日経
$富士フイルムホールディングス (4901.JP)$が4日ぶり反発。12日付の日本経済新聞朝刊は、同社が2028年までにがん治療などに使うバイオ医薬品の生産能力を5倍に高めると報じた。

レーザーテク、ソシオネクスなど半導体主力株が高い、ＳＯＸ指数大幅高受け買い戻し◇
$レーザーテック (6920.JP)$、 $東京エレクトロン (8035.JP)$、 $ディスコ (6146.JP)$など半導体製造装置大手のほか、半導体設計の $ソシオネクスト (6526.JP)$、車載マイコン最大手の $ルネサスエレクトロニクス (6723.JP)$など半導体セクターの主力銘柄が軒並み上値を指向している。