日経平均399円高でスタート 2月実質賃金1.3％減、23カ月連続マイナス-名目は8カ月ぶり高い伸び

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比399.90円高の39391.98円、東証株価指数（TOPIX）が19.99ポイント高の2722.61で始まった。

トップニュース
2月実質賃金1.3％減、23カ月連続マイナス-名目は8カ月ぶり高い伸び
物価の変動を反映させた2月の実質賃金は23カ月連続で前年を下回った。名目賃金は8カ月ぶりの高い伸びとなったものの、マイナス幅は前月から拡大した。政府の物価高対策の影響が一巡してインフレ率が再び押し上げられたことが主な要因。

経常黒字、2月は2.6兆円　車輸出や訪日客が押し上げ
財務省が8日発表した2月の国際収支統計（速報）によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を示す経常収支は2兆6442億円の黒字となった。自動車輸出が伸びて貿易赤字が縮んだほか、訪日客の増加が旅行収支の黒字を押し上げた。

日米、AI共同研究で産官学枠組み　1.1億ドル拠出へ
日米両政府は人工知能（AI）に関する技術を開発するために産官学の新たな枠組みを発足させる調整に入った。およそ1.1億ドル（166億円ほど）を拠出して研究する計画だ。10日のワシントンでの日米首脳会談に合わせて公表する。

植田日銀1年、円安が歴代総裁で突出　政策運営の鬼門に
日銀の植田和男総裁が就任し9日で1年になる。かなりの難事業とみられた「異次元緩和」の解体にこぎ着けたのは大きな成果だ。市場安定を優先する姿勢が奏功したが、副産物として円安が進行した。この1年の円相場の下落率は13%（5日時点）に及び、変動相場制下の11人の歴代総裁のなかで突出する。

キリンＨＤ－3日続伸　海外で健康食品拡充　豪子会社で5割増収へ＝日経
$キリンホールディングス (2503.JP)$が3日続伸。8日付の日本経済新聞朝刊は、同社がオーストラリアや東南アジアで健康食品事業を拡充すると報じた。

安川電機－買い気配　今期営業益6％増見込む　前期は3％減
$安川電機 (6506.JP)$が買い気配。同社は5日、25.2期通期の連結営業利益（ＩＦＲＳ）予想を700億円（前期比5.7％増）に、年間配当予想を68円（前期は64円）にすると発表した。