日経平均551円高でスタート　東証の株式時価総額、アジア首位返り咲き　上海証取超え

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比551.79円高の35601.65円、東証株価指数（TOPIX）が22.02ポイント高の2504.89で始まった。バブル崩壊後の最高値を更新した。1990年2月以来、約33年11カ月ぶりの高値水準。

トップニュース
24年度物価見通し、下方修正へ＝2％台半ば軸、原油安反映―日銀
日銀が2024年度の物価見通しを下方修正する方向で検討していることが11日、分かった。最近の原油価格の下落を踏まえ、消費者物価上昇率（生鮮食品を除く）の見通しについて、昨年10月時点の前年度比2．8％から、2％台半ばへの引き下げを軸に議論する。

東証の株式時価総額、アジア首位返り咲き　上海証取超え
東京証券取引所に上場する株式の合計時価総額（ドル建て）が11日、中国の上海証券取引所を上回った。東証のアジア首位返り咲きは約3年半ぶりとなる。海外投資家は日本企業の改革に期待する一方、中国経済の先行きには警戒感が根強い。中国から日本へのマネーシフトが逆転につながった。

23年11月の経常黒字1兆9256億円　資源高一服で輸入減
財務省が12日発表した2023年11月の国際収支統計（速報）によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を示す経常収支は1兆9256億円の黒字となった。黒字は10カ月連続。資源高の一服により輸入額が減少し、貿易赤字が縮小した。

日銀、政策修正に地震が影　支店長会議も決定打ならず
1月1日に発生した能登半島地震が日銀の金融政策に影を落としている。被害の全容が明らかになっておらず、経済への影響は不透明なままだ。11日の支店長会議では地方企業の賃上げ状況が報告されたが、市場には「1月会合でマイナス金利の解除を判断できるまでの材料は無い」との見方がある。

円は対ドルで145円台前半、ＣＰＩ受け米金利乱高下－海外で146円台も
12日の東京外国為替市場の円相場は１ドル＝145円台前半と、前日夕から横ばい圏で推移。米国市場では消費者物価指数（ＣＰＩ）が予想を上回ったものの、金利が上昇後に低下に転じる荒い展開となり、ドルの上値が抑えられた。

セブン＆アイ－もみ合い　3Q累計営業益4％増　Ｓｕｎｏｃｏからコンビニなど1375億円で追加取得
$セブン&アイ・ホールディングス(3382.JP)$がもみ合い。同社は11日、24.2期3Q累計（3-11月）の連結営業利益は4100億円（前年同期比3.8％増）だったと発表した。市場コンセンサスは4102億円。

ファストリ－買い気配　1Q営業益27％増　国内、海外ともに好調
$ファーストリテイリング(9983.JP)$が買い気配。同社は11日、24.8期1Q（9-11月）の連結純利益が1078億円（前年同期比26.7％増）だったと発表した。市場コンセンサスは928.7億円。

ルネサス、米パワー半導体を買収 EV向け拡大
$ルネサスエレクトロニクス(6723.JP)$は11日、米パワー半導体大手のトランスフォームを買収すると発表した。買収金額は3億3900万ドル（約492億円）。2024年後半に買収を完了し完全子会社とする。トランスフォームは電力効率が高い次世代の窒化ガリウム（GaN）素材を使ったパワー半導体を手掛ける。

みずほ銀行、外貨両替ショップ全廃　キャッシュレス化で
$(株)みずほフィナンシャルグループ(MFG.US)$は11日、羽田空港と成田空港にある外貨両替ショップの営業を3月末までに順次終えると発表した。決済のキャッシュレス化が進み、外貨に両替するための需要が減っているためだ。

配信元：日本経済新聞、トレーダーズ・ウェブ、Bloomberg、時事通信