現状判明している障害の発生状況　　18:15時点

・ビザ、ADTセキュリティ、アマゾン、アメリカン航空やデルタ航空を含む航空会社でのサービス停止が拡大していることを記録した。

・オーストラリアの報道各社は、航空会社、電気通信プロバイダー、銀行、メディア放送局がコンピューター・システムへのアクセスを失い、混乱したと報じた。英国、ヨーロッパ、インドの航空会社は問題を報告し、ニュージーランドのいくつかの銀行はオフラインになったと述べた。

・イスラエルのサイバー局は、世界的な障害の影響を受けた場所の1つであるとし、サイバーセキュリティプラットフォームのクラウドストライクの問題が原因であるとしている。通信省と保健省によると、この障害は国内の郵便局や病院にも及んだ。

・英国の航空会社、鉄道、テレビ局はコンピューターの問題で混乱している。格安航空会社のライアンエアー、鉄道会社のトランスペナイン・エクスプレスとゴビア・テムズリンク鉄道、放送局のスカイニュースなどが影響を受けている。

・エディンバラ空港は、システム障害により待ち時間が通常より長くなったと述べた。ロンドンのスタンステッド空港は、一部の航空会社のチェックイン サービスは手動で完了しているが、フライトは運航中であると述べた。

・イングランドの国民保健サービス内の複数の診療所は、医療記録が保存されスケジュールに使用される臨床コンピューターシステムが障害に見舞われたと報告した。

・インドでは航空会社の運航が中断され、数千人に影響が出た。

・香港空港管理局は声明で、この障害が香港空港の一部航空会社に影響を及ぼしており、手作業によるチェックインに切り替えたと述べた。

・アムステルダム(オランダ)のスキポール空港はウェブサイトで、この障害が忙しい欧州のハブ空港への往復便に「大きな影響」を与えていると述べた。障害は、多くの人々の夏休みが始まる時期で、空港にとって一年で最も忙しい日に発生した。

・ドイツでは、ベルリン空港が金曜朝、「技術的な障害のため、チェックインに遅延が生じる」と発表した。ドイツの通信社DPAによると、同空港はフライトが午前10時（0800GMT）まで停止していると述べたが、詳細は明らかにしなかった。

・ドイツ北部では、キールとリューベックに支部を持つシュレスヴィヒ＝ホルシュタイン大学病院が、金曜日に予定されていたすべての選択的手術をキャンセルしたが、患者と救急医療には影響がなかったと発表した。

・スイスで最も利用者数が多いチューリッヒ空港は金曜朝の着陸を一時停止したが、すでに飛行中の同空港行きのフライトは着陸を許可されたと述べた。同社は、空港内の複数の航空会社、ハンドリングエージェント、その他の企業が影響を受け、チェックインは手動で行う必要があったが、空港独自のシステムは稼働していたと述べた。

・ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港では、米国行きの一部便に遅延が報告されたが、その他の便は影響を受けなかった。

・オーストラリアの報道機関（ABCやスカイニュースを含む）はテレビやラジオのチャンネルで放送できず、Windowsベースのコンピューターが突然シャットダウンしたと報じた

・南アフリカでは、少なくとも1つの大手銀行が、顧客が食料品店やガソリンスタンドで銀行カードを使って支払いができないと報告し、「全国的なサービス中断」を経験していると述べた。

・ニュージーランドの銀行ASBとKiwibankは、サービスが停止していると述べた。