今日動いた株、注目銘柄 - 10月11日(金)

moomooユーザーの皆様～おはようございます！前場の注目銘柄や最新のレーティング情報をお届けします。

前場に注目すべき3つのポイント
●3連休を控え次第にこう着が強まる相場展開に

● $ファーストリテイリング (9983.JP)$、2024年8月期業績は、売上収益が前期比12.2％増の3兆1038億3600万円、営業利益は同31.4％増の5009億400万円だった。国内ユニクロ事業の売上収益は9322億円(前期比4.7％増)、営業利益が1558億円(32.2％増)と、増収、大幅な増益を達成し、過去最高の業績となった。
2025年8月期業績は、売上収益が前期比9.5％増の3兆4000億円、営業利益は同5.8％増の5300億円を計画。コンセンサスを上回る。

●前場の注目材料: $東海理化電機製作所 (6995.JP)$、スマート金型外販、寸法変化を自動調整

動いた株、注目銘柄
11日の東京株式市場は続伸。最近の国内金利上昇を背景に、銀行業や保険業などの金融株が上昇している。ただ、中東情勢のさらなる緊迫化への懸念が重しとなり、市場の上値は制限されている。前日の米国株市場で半導体銘柄で構成されるSOX指数が3日ぶりに反落し、半導体関連株は総じて戻り売り圧力が強い。米国で公表された消費者物価指数（CPI）が予想を上回る一方で、新規失業保険申請件数は想定を超え、強弱入り交じる内容だったことも買いが入りづらい要因となっている。
業種別では保険、銀行、海運などが上昇している一方、食料品、建設、陸運などが下落している。

$竹内製作所 (6432.JP)$が買い気配。同社は10日、25.2期通期の連結営業利益予想を従来の385億円から445億円（前期比26.1％増）に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは390億円。
欧州、北米における建設機械の需要減速などにより、売上高は従来予想を下回る見込み。一方、海上運賃の減少や円安影響などにより利益は上振れる見通し。

$アドバンテスト (6857.JP)$は買い優勢、上場来高値更新後の利食い圧力こなし切り返す。同社は米 $エヌビディア (NVDA.US)$の画像処理半導体（ＧＰＵ）向けに検査装置を納入し、生成ＡＩ市場の拡大を背景に業績拡大が続くエヌビディアの関連有力株として、ここ機関投資家とみられる大口の買いなどが株価を押し上げていた。

$チヨダ (8185.JP)$が急騰。同社は10日、25.2期上期（3-8月）の連結営業利益予想を従来の10.0億円から16.1億円（前年同期比74.1％増）に上方修正すると発表した。靴事業および衣料品事業における不採算店舗の閉鎖や、人件費の抑制などが寄与する。通期の見通しは精査中としている。決算発表は10月11日の予定。

$システムサポート (4396.JP)$が4日ぶり反発。同社は11日、障がい者の雇用創出・自立支援を目的に胡蝶蘭農園事業を開始したと発表した。

$セブン&アイ・ホールディングス (3382.JP)$が売り気配。同社は10日、25.2期通期の連結営業利益予想を従来の5450億円から4030億円（前期比24.6％減）に下方修正すると発表した。上期（3-8月）の連結営業利益は1870億円（前年同期比22.4％減）だった。海外コンビニエンスストア事業の減益などが響いた。

$日本電信電話 (9432.JP)$、傘下のＮＴＴドコモが携帯電話基地局を富士通から海外製に置き換える。2025年度までの2年で計1000億円規模を充てるようだ。同社は、国産機器を優先する方針からオープンな調達先開拓に転換し、課題の通信品質の改善につなげるとしている。

$関西電力 (9503.JP)$が反落。同社は10日、福井県の美浜原子力発電所3号機を停止すると発表した。

$セイヒョー (2872.JP)$が3日ぶりに大幅反落。同社は10日、25.2期上期（3-8月）の営業利益は1.8億円（前年同期比41.6％増）だったと発表した。会社計画の1.4億円から上振れて着地した。自社ブランド品の価格改定実施により、営業利益率が改善したことなどが寄与した。一部原材料価格の上昇が見込まれるなど不確定要素を多く含むことから、通期の業績予想は据え置くとしている。