動いた株、注目銘柄
16日の米国株市場では金融株や景気敏感株を中心に買い戻す動きが優勢で、NYダウは2日ぶりに最高値を更新するなど主要株価指数が揃って上昇、外国為替市場では足もと円安方向に振れていることも東京市場に追い風となっている。17日の東京株式市場は、やや買いが先行した。半導体受託生産の台湾TSMCが7-9月期決算を発表することから、これを見極めたいとする向きもあり、東京市場で半導体関連株の買い手控え要因となった。外為市場で1ドル=149円40銭台と、引き続き円安・ドル高水準で推移していることが安心感となった。セクター別では、電気・ガス業、石油石炭製品、ゴム製品、銀行業、鉱業などが値上がり率上位、精密機器、非鉄金属、陸運業、金属製品、パルプ・紙などが値下がり率上位に並んでいる。