今日動いた株、注目銘柄 - 11月21日（木）

moomooユーザーの皆様～おはようございます！前場の注目銘柄や最新のレーティング情報をお届けします。

前場に注目すべき3つのポイント
●エヌビディア決算通過も防衛や仮想通貨関連などの個別物色

●決算発表なし

●前場の注目材料: $住友商事 (8053.JP)$、ベトナム農薬買収、大手の販売網獲得、成長市場で攻勢

動いた株、注目銘柄
21日の東京株式市場は続落。人工知能向け米画像処理半導体大手エヌビディア株が決算発表後に米国株式市場の時間外取引で下落し、半導体製造装置関連株に売りが出ている。鉱業、精密機器、電気機器なども安い。一方、銀行や非鉄金属、ゴム製品、医薬品株などは高く市場を下支えしている。

$アドバンテスト (6857.JP)$が大幅安。米画像処理半導体大手 $エヌビディア (NVDA.US)$は20日の米国市場引け後に3Q（8-10月）決算を発表。売上高、純利益ともに市場予想を上回る着地となり、4Q（11-1月）の売上高見通しも市場予想を上回った。ただ、期待を織り込んで上昇していたことや、一部の高い期待に届かなかったこともあり、時間外では下落している。国内半導体株も手じまい売りが出ているもよう。
関連銘柄: $東京エレクトロン (8035.JP)$、 $ソシオネクスト (6526.JP)$、 $ディスコ (6146.JP)$など。

$三菱重工業 (7011.JP)$が3日ぶり反落。同社は20日、 $日本電信電話 (9432.JP)$傘下のＮＴＴコミュニケーションズ、 $NECネッツエスアイ (1973.JP)$と相式ダイレクトチップ冷却を搭載した高性能サーバーを稼働中のデータセンターへ導入し、既存設備を大幅改造することなくデータセンターの冷却能力を高める実証検証を12月から開始すると発表。

$広済堂ホールディングス (7868.JP)$が買い気配。同社は20日、300万株・16億5000万円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表。

$フォスター電機 (6794.JP)$が急落。同社は20日、26.3期～28.3期を対象とする中期事業計画を発表。財務目標として、最終年度の売上高は1500億円、営業利益90億円、営業利益率6.0％、ROE（自己資本利益率）8.0％をめざす。なお、資本政策などが物足りないとの見方もあり、株価は売りが優勢。

$マネックスグループ (8698.JP)$が大幅高で４連騰。年初来高値を連日で更新した。米トランプ次期政権のもと、仮想通貨（暗号資産）ビジネスにフレンドリーな政策が遂行されるとの期待感が膨らむなかで、仮想通貨市場への資金流入が続きビットコイン相場への上昇圧力が高まる。これらを背景に、東京市場では仮想通貨取引所「コインチェック」を運営するマネックスＧが物色候補となり、幅広く買いを集めている。
関連銘柄: $メタプラネット (3350.JP)$、 $ネクスグループ (6634.JP)$、 $セレス (3696.JP)$など。

$三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$、 $第一生命ホールディングス (8750.JP)$、いずれも全体軟調地合いのなかで強さを発揮。国内長期金利が上昇傾向にあり、新発10年債利回りは1.06～1.08％で推移。米国でも10年債利回りが4.4％台で推移しており、利下げ見送りの可能性が意識されている。これにより、日米のメガバンクや大手生保は運用面で利ザヤ拡大が期待でき、株価にも追い風局面といえる。

$フジクラ (5803.JP)$が一時400円近い上昇で一気に6000円台を回復した。米画像処理半導体大手エヌビディアの好決算でAI用次世代半導体「ブラックウェル」の需要の強さも改めて明らかとなったが、光ファイバーやその関連部品などの需要も加速度的に拡大していくことが見込まれる。これを受けて関連有力株として電線株への物色人気が再燃。
関連銘柄: $古河電気工業 (5801.JP)$、 $住友電気工業 (5802.JP)$など。