今日動いた株、注目銘柄 - 11月29日（金）

moomooユーザーの皆様～おはようございます！前場の注目銘柄や最新のレーティング情報をお届けします。

前場に注目すべき3つのポイント
●海外勢のフローは限られ短期的な売買が中心

● $ノーリツ鋼機 (7744.JP)$、2024年12月期業績予想の修正を発表。売上高は1031億円から1043億円、営業利益を180億円から187億円に上方修正した。不具合により出荷を停止していた一部製品について、出荷を再開したこと等を反映した。

●前場の注目材料: $キヤノン (7751.JP)$、スペースワン、和歌山・串本町に射点増設、30年代、年30回衛星輸送

動いた株、注目銘柄
29日の東京株式市場は大幅に反落。11月の東京都区部の消費者物価指数が予想を上回る伸びを示して外国為替市場で円が買われて、電気機器や自動車、輸送用機器、機械といった輸出関連株が下落している。一方、電気・ガス、繊維、および銀行や保険といった金融株は上昇している。

$メタプラネット (3350.JP)$が続伸。同社は28日、EVO　FUND（ケイマン諸島）を割当先とする第12回新株予約権（行使価額修正条項付）の発行、および新株予約権の買い取り契約の締結を発表。

$東京瓦斯 (9531.JP)$が大幅続伸。同社が28日に自己資本利益率（ROE）について26.3期まで3年間の中期経営計画で目標として掲げる8％程度を上回る水準をめざすことを明らかにした。

$グッドコムアセット (3475.JP)$が買い気配。同社は28日、24.10期通期の連結純利益予想を従来の32.5億円から33.2億円（前の期比3.2倍）に上方修正すると発表。
また、配当方針を変更、配当性向35％（従来は30％）を目標に毎期配当していくことを基本方針としている。併せて、24.10期の期末配当予想を36円から41円に上方修正すると発表。年間配当予想も同額となる。

$ワールド (3612.JP)$が急騰。同社は28日 $三菱商事 (8058.JP)$傘下の三菱商事ファッションを子会社化すると発表。今回の買収を通じて、企画・調達能力の相互補完によるOEM事業の拡充、サービスメニューの相互補完によるプラットフォーム事業の拡充などが期待できる。

$積水ハウス (1928.JP)$が底堅い。同社は28日、 $ブリヂストン (5108.JP)$と、同社の住宅で使用する給水給湯樹脂配管について、新築施工時に排出される端材を同製品部材に水平リサイクル（クローズドループリサイクル）する共創を開始したと発表。

$東京エレクトロン (8035.JP)$が反落。関係者の話として、米国による追加の対中半導体規制は以前想定されていたより厳しい措置には至らない。これをきっかけに前日の東京市場では半導体株の一角が強く買われていた。
一方で前日は米国市場が休場で、今晩も短縮取引となる。追加の買い材料に乏しく、ドル円は再び150円台に円高が進行。東京市場は軟調で半導体株も売りが先行。
関連銘柄: $ソシオネクスト (6526.JP)$、 $ディスコ (6146.JP)$、 $レーザーテック (6920.JP)$など。

$あおぞら銀行 (8304.JP)$が反落。同社は29日、取引先である $ユニチカ (3103.JP)$に対する債権について取り立て不能または取り立て遅延のおそれが生じたと発表。地域経済活性化支援機構によるユニチカへの再生支援が決定したことが影響する。

$富士電機 (6504.JP)$が続伸。同社と $デンソー (6902.JP)$が電気制御に使用するパワー半導体で協業する。両社で約2100億円を投資し、国内での生産を増やす。経済産業省は最大で3分の1にあたる約700億円を補助して支援する。
パワー半導体はEVなど電動車での需要が拡大しており、国内の基盤を強化する。2027年5月以降に年産能力で31万枚の確保をめざす。

$日産自動車 (7201.JP)$が急落。同社の発行体格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更。株価は格付け見通しの変更や、為替が一時1ドル149円台まで円高進行していることを嫌気した売りが優勢。