今日動いた株、注目銘柄 - 12月2日（月）

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前場に注目すべき3つのポイント
●米株上昇を受け買い先行、円高に警戒感

● $京成電鉄 (9009.JP)$、25/3上方修正。純利益を470億円から661億円に上方修正した。オリエンタルランド株の売却に伴う特別利益（関係会社株式売却益）の計上等により、親会社株主に帰属する当期純利益については、従来予想を上方修正した。

● $ブリヂストン (5108.JP)$、25年12月期の設備投資絞り込み、欧米鈍化見据え

動いた株、注目銘柄
２日午前の東京株式市場は軟調。先週の米国株高が刺激材料となり買いが先行した。11時の日経平均マイナス寄与度は148.26円の押し下げで $ファーストリテイリング (9983.JP)$がトップ。ドル円150.50円台、植田総裁発言の下げを帳消しに。業種別では33業種中19業種が値上がり。1位は保険で、以下、銀行、証券・商品、石油・石炭と続く。値下がり上位には小売、精密機器、陸運が並んでいる。

$ファーストリテイリング (9983.JP)$が反落。同社の柳井正社長兼会長は、28日放送のＢＢＣインタビューでユニクロが新疆産の綿花を使っているかとの質問に「使っていません」と発言。

$資生堂 (4911.JP)$が急落。同社は11月29日、中期経営戦略の「アクションプラン2025-2026」を策定したと発表し、同日に経営戦略説明会を開催した。新たに策定した経営戦略が好感されず、株価は売りが優勢となっている。

$三井住友フィナンシャルグループ (8316.JP)$、 $みずほフィナンシャルグループ (8411.JP)$、 $三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$、 $第一生命ホールディングス (8750.JP)$ などが高い。11月30日付の日本経済新聞朝刊は、植田日銀総裁へのインタビューを報じた。記事によれば、追加利上げの時期について「データがオントラック（想定通り）に推移しているという意味では近づいているといえる」と述べたようだ。市場では12月か2025年1月の金融政策決定会合で日銀が利上げするとの観測が浮かぶという。

$SBIホールディングス (8473.JP)$が高い。日本経済新聞電子版が２日、「暗号資産（仮想通貨）交換業のＤＭＭビットコイン（東京・中央）は廃業する方針を固めた」と報じた。預かっている顧客資産はＳＢＩグループで同業のＳＢＩＶＣトレードに２０２５年３月ごろに譲渡するという。

$サンケン電気 (6707.JP)$が急反発。１１月２９日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を６００万株（発行済み株数の２４．８４％）、または３００億円としており、取得期間は１２月２日から来年９月３０日まで。株主還元の充実と資本効率の向上により、更なる企業価値向上を図ることを目的としているという。

$メタプラネット (3350.JP)$が大幅反発。同社は2日9時、2024年11月18日にＳＢＩ　ＶＣトレードとの提携による株主優待プログラムについての詳細が決定したと発表した。

$FPパートナー (7388.JP)$が大幅続落。金融庁が立ち入り検査に入っていることが分かったと一部で報じられている。同社に「便宜供与」した生命保険会社の商品を、優先的に顧客に推奨した疑いがあり、実態解明を進めるもようとされている。