米超大型株「M7」に激震！アップルがアウト、新しいメンバーは？
米超大型株「M7」として知られるハイテク7社は、昨年目覚ましいパフォーマンスを記録したが、今年に入って明暗が分かれている。 $マイクロソフト (MSFT.US)$は年初来3.3％上昇しているが、 $アップル (AAPL.US)$は成長に対する懸念が高まる中で3.4％下落。 $テスラ (TSLA.US)$は今年に入ってから、上昇したのは1日だけ(1月16日時点)、年初来では11％以上下落し、時価総額は940億ドル強減少。それに対して、 $エヌビディア (NVDA.US)$は、今月に入り約11％上昇し、時価総額が約1280億ドル拡大。
2024年に向け、ハイテク7社が去年のような劇的な上昇の再現を予想する投資家は多くないだろう。なぜなら、大手7社が去年のようなリターンを記録したのは、少なくとも1999年以来初めてで、さらに、同じ7銘柄が連続でS&P 500の上位を占めたのは、過去に一度しかない。今後、これらのハイテク大手各社のリターンには大きな差が出るかもしれない。
ポートフォリオの観点からは米ハイテク7社への投資集中はあまり意味がない。これらは、情報技術、通信サービス、一般消費財の3つのセクターに過度集中しており、あまり分散されていないためだ。したがって、米国で最も著名な投資週刊誌BARRON'S(バロンズ)は、「急成長する大型株中心」、「多業種に分散」、「ディフェンシブへのエクスポージャーを高める」ことを軸に、今年の米超大型株「M7」を選出した。
この新しい米超大型株「M7」では、2023年の米ハイテク７社の過半数（アルファベット、アマゾン、マイクロソフト、エヌビディア）を維持し、アップル、メタ、テスラを除外する。その代わりに $バークシャー・ハサウェイ (BRK.A.US)$、 $ユナイテッドヘルス・グループ (UNH.US)$、 $ビザ クラスA (V.US)$が加わる。
「私たちの米超大型株M7（マグニフィセント・セブン）は、急成長するテクノロジー企業への比重は依然として高いが、経済と株式市場の他の分野へのエクスポージャーを追加している。昨年のパフォーマンスを上回るのは困難だが、経済の後押しと米国株の上昇が米ハイテク7社以外に広がることにより、大手企業グループは今年も勝利を収めることができるだろう」とバロンズのNicholas Jasinski氏。
FBB Capital PartnersのMike Bailey氏は、「米経済が堅調だが、長引く経済の不確実性に伴うボラティリティに備えるため、2024年初頭にポートフォリオの見直しを検討している投資家が少なくないだろう。また、不況が来るか来ないか分からないので、分散投資をし、ディフェンシブ銘柄と成長銘柄をしっかり持っておきたい」と述べた。特に、競合他社よりも市場シェアを拡大し、成長を実現し、業績予想を上回り、業績ガイダンスを引き上げている優良企業を推奨している。
ウォーレン・バフェット率いる $バークシャー・ハサウェイ (BRK.A.US)$は時価総額上位の大手企業であり、2024年の分散投資するのに適している。同社は、保険事業だけでなく、工業や公益事業への投資も行っている。2024 年に向けての強気シナリオは、保険事業の回復が続き、ポートフォリオの他の部分でも営業利益が伸びている。さらに、バークシャーのバランスシートには1,500億ドルの現金があるため、株価の収益倍率は約19倍と妥当な水準にあると考えると、バフェット氏の投資や自社株買いの可能性も期待できるだろう。バークシャー・ハサウェイは2022年には時価総額トップ7に入っていた。
$ビザ クラスA (V.US)$は競争優位性と規模の経済、非常に高い利益率を持つ強力なビジネスを誇っている。2024年およびその以後も、売上高で10%、EPSで13~15%の成長を続けると予想されている。ビザのネットワーク上で決済量が増えても処理コストは増えない仕組みで、クレジットカードやデビットカードによる毎回の決済のほぼすべてで利益が得られるようになっている。ビザの株価は現在、24年予想PER26倍以下だ (過去5年間の平均は30倍)。米超大型株「M7」に成長性とディフェンシブ性の両方を兼ね備え、より不安定な2024年を乗り切るのに役立っている。
2022年にS&P500の「7強」の一つであった $ユナイテッドヘルス・グループ (UNH.US)$は、商業保険とメディケア·アドバンテージ·プランで業界をリードする規模を擁している。ファクトセットによれば、アナリスト予想ではユナイテッドヘルスの売上高は年率10%程度成長し、2027年までに5320億ドルに達すると見込まれている。自社株買いが進行中で、EPSは年率約14%成長し、2027年までに28ドル程度となる見込みである。
$エヌビディア (NVDA.US)$年初の上昇の背景にはCES2024における主な発表、中国専用チップの量産開始、堅調なフリーキャッシュフローがある。同社のGPUに対する需要が供給をはるかに上回っているため、1月に終了する今年度の売上高は2倍を超える勢いだ。アナリストは、売上高とEPSがそれぞれ57％と69％成長すると予想。BofAのアナリスト、Vivek Arya氏によると、エヌビディアが2024年から2025年にかけて1,000億ドルのフリーキャッシュフローを生み出すと予想し、そのうち約3分の1は自社株買いに、残りはM&Aなどの事業成長に使われる可能性がある。さらに、エヌビディアの株価は大暴騰したにもかかわらず、予想PER26.8倍というかなり割安に見える。これは少なくとも過去5年間のレンジ下限に近く、同期間の平均である40倍を大きく下回る。さらにバーンスタインのStacy Rasgon氏は、エヌビディア株が最近、約10年ぶりにフィラデルフィア半導体株指数よりも割安になっていると指摘した。
アップルは今後2年間、年率8.2%のペースで利益を伸ばし、年間売上高は年平均成長率（CAGR）5%で増加すると予想されている。一方、アナリストは、 $アルファベット クラスC (GOOG.US)$と $メタ・プラットフォームズ (META.US)$のEPSと売上高の成長率がはるかに高いと予測しているが、これらの銘柄はアップルよりもはるかに低いPERで取引されている。S&P500でさえ、2025年まではアップルよりもEPSと売上高が急速に増加すると予想されている。2024年のEPS予想コンセンサスを加重平均して19.3倍で取引されており、アップルのPER27倍よりはるかに低い。
紅海の供給混乱によるドイツ工場での生産停止、米レンタカー大手ハーツのテスラ含むEV2万台の売却、中国での値下げ、米工場全体での賃上げなど、同社にとって逆風となるニュースの嵐にさらされている。さらに、このような状況が当面続く可能性が高い。Spear Investのチーフ・インベストメント・オフィサー、Ivana Delevska氏は、「EVは周期的な低迷期を迎えており、競争の激化がそれをさらに悪化させている」と述べた。足元ではマクロ経済の不確実性、競合他社による投資の鈍化や需要鈍化など $テスラ (TSLA.US)$にとって不利な環境にあるが、長期的には競合他社による投資鈍化の結果、テスラがEV市場におけるリーダーシップを継続または強化する可能性がある。
アナリストは、今年は大きな選挙があることに加え、 $メタ・プラットフォームズ (META.US)$による広告製品への人工知能 (AI) 機能の拡充が売上高を押し上げる可能性があると見ているが、コスト上昇の再来、CEOの自社株売却、現在の価格よりわずかな上昇余地がメタの優位性を低下させる可能性がある。
ーmoomooニュースSherry
出所：バロンズ、Dow Jones、Markets Insider、seeking alpha
この記事は一部に自動翻訳を利用しています
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コメント
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kozkoz : Appleが抜けてバークシャー・ハサウェイが入る。そのバークシャーの保有株式の多くがApple
181338057犬心久美子 : あと、、半年。様子を見たいですね。
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として
みたいに上がってる
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バークシャーハザウェイに憧れてましたが
Aコース株一株が1000〜2000万円
幅広くもっと買える様にと
Ｂコース株も後から販売されましたよね。
なのでバークシャーを組み入れ名柄にしてる
ファンドが一番。本当に投資の神様
尊敬してますが、やはり自分のポリシーとは
違うと思ってます。
Ｍ7で、アップルとテスラが やや懸念気味ですが、株は 先は分からないが鉄則。
嘆く前に静視。ホルダーさんには申し訳ないが
寧ろ、ロケット
エヌビデアの加熱感が心配です
いや、、段階を踏んでは更に上がっていく
プロセスかもしれません。
Ｍ7も 一塊の巨星銀河だけど、
其々の研究、技術、違いますから
いつも、揃ってる訳にはいかない。
世界一注目されちゃうから各国マスコミやメディアも 皮肉っぽく報道したり書いたりですね。奮わない時こそ買いのチャンスかも
しれませんね
181338057犬心久美子 181338057犬心久美子 : いいね、下さった方々有難うございます。