アメリカのEV(電気自動車)大手のテスラが、オプション機能として提供する高度な運転支援システム「FSD(フル・セルフ・ドライビング)」。その中国市場への投入が実現に近づいている。
テスラ中国法人のウェブサイトでは、4月29日、FSDの購入申し込み画面の表示が「リリースまでお待ちください」から「まもなくリリース」に切り替わった。また、中国のネット上では、テスラが(同社製EVのオーナーに対して)FSDの先行試用の希望者を募集したという噂が流れた。
FSDは、テスラ車が搭載する運転支援システム「オートパイロット」を大幅に進化させたものだ。2020年10月にアメリカの一部のオーナー向けにベータ版をリリースしてから、これまでに11回のメジャー・アップデートを重ねてきた。テスラはFSDのさらなる改良により、最終的には完全自動運転の実現を目指す。