雇用者数が50万1000人以上下方修正されれば、
過去15年間で最大の下方修正となる。これは、労働市場の冷え込みが当初考えられていたよりも長く、さらに長引く可能性があることを示唆している。このデータは、今週金曜日に
ジャクソンホールで開催される世界中央銀行年次総会でのパウエル議長の講演の基調に影響を与える可能性もある。
100万人も下向き改定されれば、過去1年間の「予想以上」の雇用データがすべて間違いだったということになり、米国の雇用市場の状況は政府も認めている以上に悪化していることになる。
雇用統計が大幅に下方修正されることで、
米労働市場の減速が景気の急減速につながるかどうかの議論が再燃する可能性がある。今月初めに発表された7月の米非農業部門雇用者数は予想を大幅に下回り、失業率は予想に反して4ヵ月連続で上昇した。その後、世界市場は6兆4千億ドルの売り越しに見舞われたが、金曜日までに、米国のベンチマークであるS&P500種株価指数は今月、月初から失われた分をすべて回復した。
投資家は、FRBの焦点がインフレ対策から雇用維持に移ったと見ているため、このような大幅な下方修正は、
雇用低迷の度合いに対する市場の懸念を確実に引き起こすだろう。
市場アナリストのベン・ウッドワード氏も、雇用予測は毎年QCEWの総合データをベンチマークにしており、今回の大幅な修正は、労働統計局の前回のデータが雇用市場の実績を誇張し、実際にはもっと弱かったことを示している可能性があると指摘。
しかし、BLSが水曜日に非農業部門雇用者数を大幅に下方修正したとしても、
米国の雇用成長が崩壊することを意味するものではない。
現在のBLSのデータでは、米国は3月に290万人、月平均24万2000人の雇用者の増加を示している。ゴールドマン・サックスの最大予想で100万人下方修正した場合、月平均の雇用者数は約15万8000人となり、
エコノミストが健全とみなす雇用増加の水準に入るが、コロナ後の雇用ピークからは減速している。
Inflation Insights LLCのオメール・シャリフ社長は、BLSの改定値はウォール街の予想レンジの下限に近いものになるだろうと見ている。
一方、ゴールドマン・サックスのレポートでは、BLSの下方修正は、3月の1年間の労働市場の弱い伸びの程度を誇張する可能性があると論じている。なぜなら、データ修正に使用されるQCEWは、雇用増加に大きく寄与する不法移民をほとんど除外しているからである。
さらに、QCEW自体が近年恒常的に上方修正を受けていることを指摘している。2019年以降、QCEWに基づく雇用の初期基準改定値は、最終改定値よりも平均10万人低くなっている。
ーmoomooニュースEvelyn
出所:Bloomberg、moomooこの記事は一部に自動翻訳を利用しています
よろぴこ : 前々から雇用データの信憑性はないと思っていたが、もしそれなら下方修正が大きすぎ。
昨年も-30.6万人の下方修正を発表して、しかも今回は大幅に昨年の修正幅を上回るレベル。パートタイムの掛け持ちを入れてるからそんなズレが出て、経済も投資家も、過剰反応して振り回されてダメージ受けるなら、アメリカ政府は算出方法と発表の仕方を見直すべき。
182854629 : まずいのかな?
Yoshi_777 : まぁいずれにせよ、パニックになるほどの事象では無いんでは。そもそも統計的に毎月正確に雇用者数を把握するのは無理だし、過剰に捕捉されていた雇用者がいたというだけで、これが直接的に全て失業者な訳では無いから。
けど、数字の見栄えで、多少はインパクト出そうだなあ。
人類 よろぴこ : 全てにおいてMade in USA主義の限界だね。残念