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今や円安は最大の株安警戒要因に!

私も含め、多くの方は「円安になれば日経平均は上がる」「少なくとも下がらない」「輸出系大型株が上がる」といった認識ではないかと思います。
しかし、ここにもマインドチェンジが必要だという状況になっている・・・という話をチャートを見ながら確認したいと思います。
今や円安は最大の株安警戒要因に!
これは日経先物とドル円の相関係数のチャートです。
相関係数とは、その名のとおり両者の相関状態を表しており、1.0がMAXで1.0で完全相関。-1.0で完全逆相関、そして0で相関なしとなります。
完全相関とは、Aが上がればBも必ず全て上がっている、もしくはAが下がればBも全て下がることです。
株価が上がっても下がっても、双方が同じ方向に動けば相関係数はプラスになるので、株価が下落している時は頭が混乱しがちです。
一方で相関係数がマイナスということは逆相関と言って、Aが上がればBは下がる、Aが下がればBは上がる・・と双方で真逆の動きになることですね。
そして、0(ゼロ):黄色点線はもっとイメージがややこしいのですが「相関なし」を表しています。
これは、AとBの動きにその名のとおり相関関係が見られない・・を表します。つまりAが上がっても、Bは上がったり下がったりバラバラだということを表しています。
ざっくり+0.5以上、-0.5以下で相関あり、+0.75以上ないし-0.75以下でかなり相関ありと判断されます。
プラスを順相関、マイナスを逆相関といいます。
そして0を挟んで-0.5から+0.5の間は相関関係なし・・・と判断します。
さてここからが本題。
チャートを見ると、4/1以降相関係数が急降下、現状は-0.20でゼロ付近をウロウロしています。
1月中旬から3月末までは相関係数が+0.75以上で推移していたものが、4/1以降急落しているのが分かると思います。
これは、ドル円が上がる=円安になっても日経先物が上昇できていないことを表しています。
実感はありますよね。
ドル円が150円を超えた辺りから相関係数が下がってきているわけです。
6月に入ってから・・ではなく、4月の頭からこの傾向になっています。なので私も動画で「円安継続なんで日本株は底堅い」なんてことは一切発信していません。
むしろ、ドル円とは別に「日本株は上値が重い」と言い続けていました。
ドル円の影響が「ゼロ」を今の相関係数は表しているからです。
チャートを見ているとこういった相場の変化に気づけます
投資やトレードって、相場の変化にいかについていけるか・・なので、こういった細かなマインドチェンジをいかに迅速にできるかが重要だと思っています。
つまり、今の円安は
・全く株高期待にならない
・為替介入で市場が神経質になるだけでロクなことがない
・今の低ボラティリティが為替介入で跳ね上がるリスクがある
と、短期トレードにおいてはデメリットしかないということです。
円安だから日経平均は下がらないだろう、下げづらいだろうという認識で、その方向でPUTを売ったり個別銘柄を選ぶのは間違いだということです。ドル円以外の理由で下がらないと判断するのならいいですが。
チャートを軽視してファンダメンタルズだけで投資していると、こういった変化に気づくのは難しいのではないかと思っています。
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