【朝イチ報】ドル・円は146円台半ば、パウエル議長講演受けドル買い　英中銀、高金利をまだしばらく維持する必要－副総裁

市場概況
25日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比247ドル48セント高の3万4346ドル90セントと反発。ナスダック総合株価指数は同126.674ポイント高の1万3590.646だった。28日の東京株式市場は主力株中心に広範囲に買い戻しが進み、日経平均株価は反発しそうだ。

トップニュース
ドル・円は146円台半ば、パウエル議長講演受けドル買い－介入警戒感
28日朝の東京外国為替市場のドル・円相場は１ドル＝146円台半ばで推移。前週末の海外市場ではパウエル米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長の講演を受けて追加利上げ観測が高まり、ドル買い圧力がかかった。

英中銀、高金利をまだしばらく維持する必要－ブロードベント副総裁
イングランド銀行（英中央銀行）のブロードベント副総裁は、最近のガス価格や生産者物価の下落でも、インフレが急上昇したのと同様のペースで急速に鈍化することはないため、高金利を長く維持する必要があるとの認識を示した。

FRB、金利据え置きで様子見すべき＝フィラデルフィア連銀総裁
米フィラデルフィア地区連銀のパトリック・ハーカー総裁は25日、米連邦準備制度理事会（FRB）が再び金利を引き上げる前に、銀行や企業は過去1年半にわたるFRBの利上げを分析する必要があると述べた。

中国恒大6600億円赤字　1〜6月、2年半で計12兆円に
経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団 $EVERGRANDE(03333.HK)$が27日発表した2023年1〜6月期連結決算は、最終損益が330億元（約6600億円）の赤字だった。前年同期の663億元の赤字から縮小したが、1〜6月期として3年連続で最終赤字となった。

米３Ｍ、55億ドルの支払いで暫定合意－戦闘用耳栓の欠陥訴訟めぐり
日用品・工業品メーカーの米 $スリーエム(MMM.US)$は、欠陥のある戦闘用耳栓を米軍に販売したとされる訴訟で、55億ドル（約8050億円）余りを払って決着させることで暫定合意に達した。内情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

JPモルガン社長「AI投資、さらに増やす」　年1500億円
米銀最大手 $JPモルガン チェース(JPM.US)$は2024年以降、人工知能（AI）やデータ分析に年間10億ドル（約1450億円）以上を投じる。ダニエル・ピント社長兼最高執行責任者（COO）が日本経済新聞とのオンラインでのインタビューで明らかにした。

中国、株取引印紙税が28日から半額－ＩＰＯペースを証監会制限へ
中国当局は「資本市場の活性化と投資家信頼感の改善」に向け、2008年以来となる株式取引の印紙税引き下げを決めた。