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インフレと金融安定の間で揺れるFRBの手綱さばき

政府閉鎖が回避されたことで、安全資産を売ってリスク資産を買う動きが強まりました。その結果、長期金利は上昇しました。政府閉鎖の先送りやUAWのストライキ、学生ローン支払いの再開など、不透明要因が重なっています。このような状況で、FRB理事の間でも意見が分かれています。ちょうど昨日タカ派のボーマン理事が、PCEが落ち着いても年内に複数回の利上げを主張する一方で、バー副議長(金融監督担当)は、課題はすでに高金利維持期間にシフトしており、利上げが最終局面にあることを認めています。最終的にはパウエル議長が決めることで、パウエル議長はバー副議長と同意見だと思われます。
ボーマン理事とバー副議長の判断の差異は、金融政策目的の中で金融の安定にどの程度重きを置いているかです。バー副議長は、金融の安定は1913年にFRBシステムが誕生して以来最大の関心事で、利上げをし過ぎることで金融システムが不安定化することを恐れています。物価安定と景気安定と金融安定の3つの政策目標を1つの政策手段(金利)で実現するには、FRBの判断は絶妙な技術による総合判断が必要です。バー副議長が心配しているのは、バランスシート縮小が本格的に市場に影響し始めていることです。バランスシートの拡大で株式を上昇させたのだから、バランスシート縮小は株式の下落を意味します。一段の利上げが行われない世界で、QTを継続することが実質的には利上げに等しいと、バー副議長は認識しているようです。
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    個人投資家、証券会社元現地法人社長 : 豊国物産(ほうこく)は祖父が広島で経営していた豆問屋の名称です。今はもうありません。
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