日経平均の上げ幅が1100円突破　ソフトバンクＧと東エレクが上げ足加速、エヌビディアとアームが異彩高演じる

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比565.85円高の36185.62円。その後８００円超まで上げ幅を広げた。現地１１日の米国株式市場で、金融株やハイテク株などが物色され上昇した動きを受け、買いが優勢となった。外国為替市場で、円がドルやユーロに対して前日よりも円安方向にあることも支え。東証株価指数（TOPIX）が37.72ポイント高の2568.39で始まった。

トップニュース
日・8月国内企業物価指数：前年比+2.5％で市場予想を下回る
12日発表の8月国内企業物価指数は前年比+2.5％で市場予想の+2.8％を下回った。

日本製鉄、USスチール買収巡り米政府高官と協議 国家安全保障が焦点
●日本製鉄の森高弘副会長兼副社長が11日、USスチール買収を巡り米ワシントンで政府高官と協議予定。FTが報じた。
●森氏はUSスチールの買収計画を担当しており、対米外国投資委員会（CFIUS）の関係者と面会予定。CFIUSは国家安全保障上の懸念を示している。
●日鉄は数週間前にCFIUSに対し、買収申請を取り下げ選挙後に再申請することを打診したが、CFIUS側の回答はまだない。
●再申請は可能だが、CFIUSの勧告によって大統領が買収禁止の行政命令を出す可能性があるため、難航する恐れがある。

KDDI、IoT事業拡大で売上高2000億円目指す 法人向け事業を成長ドライバーに
●KDDIは2025年度にIoTサービスを拡大し、売上高2000億円を目指し、23年度比で3割増を計画。携帯電話事業の成長が見込めないため、法人向け事業を主要な成長ドライバーとする。
●KDDIは自社の通信技術を活用し、顧客企業とシステムを共同開発。その後、他の顧客に横展開する戦略を採用。自動車業界では $トヨタ自動車 (7203.JP)$と連携し、コネクテッドカー向け通信システムを構築し、 $マツダ (7261.JP)$などにも提供。

キリンHDのファンケル買収、TOB成功で完全子会社化 年内上場廃止へ
● $キリンホールディングス (2503.JP)$が実施していた $ファンケル (4921.JP)$へのTOB（株式公開買い付け）が11日に成立。議決権のある株式のうち、買い付け予定株の下限（全体の約34%）を超える応募があった。
●ファンケルは完全子会社化される予定であり、年内をめどに株式併合などの手続きを進める。これに伴い、ファンケルは上場廃止となる。
●キリンHDは2019年に約1300億円を出資し、ファンケル創業者らが保有する3割の株式を取得。高齢化が進む中、健康寿命を延ばす食品や飲料の共同開発・生産で協業を目指している。

ソフトバンクＧが上げ足加速、米株市場で傘下のアームが１０％超の異彩高演じる
$ソフトバンクグループ (9984.JP)$がカイ気配スタートで大幅続伸。前日は全体相場が大幅安となるなかも同社株は引け際に水準を切り上げプラス圏で着地する強さをみせていたが、きょうは朝方から大口の買い注文に上値指向を鮮明としている。