日経平均大幅続落スタート、原油先物が上昇　中東情勢の緊張の高まりを背景に

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比332.95円安の31983.04円、東証株価指数（TOPIX）が20.43ポイント安の2288.32で始まった。

トップニュース
防衛増税どこへ　「税収増還元」と両立難しく
10月末をめどにまとめる経済対策の議論が山場を迎えている。岸田文雄首相が「税収増を国民に還元する」と話したことから、与党内からは所得税などの減税を求める声が相次ぐ。

マイナス金利解除はゴールじゃない　利上げどこまで？
日銀が2007年以来となる利上げ局面に足を踏み入れようとしている。マイナス金利解除の時期は、賃上げの動向を見極めながら慎重に判断する構えだが、市場では「時間の問題」との捉え方が多い。むしろ焦点となるのは、その後どれくらいのペースで、どこまで利上げを進めていくかだろう。日銀はどう考えているのか。

ドルと原油、危うい同時高　余力欠く消費にもろさ
激しさを増すイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突。今のところ金融市場は大きく反応はしていないが、目下の焦点は原油相場に火がつくかどうかにある。ドルと原油が逆に動いたかつての経験則が崩れ、ドル高と原油高が共振する構図は金融市場をいっそう不安定にする。今後の世界経済にとって脆弱さをつかれる経路になりうる。

デンソー、動き出した｢優等生｣　問われる1兆円の使い道
$デンソー(6902.JP)$の投資戦略がようやく動き出した。米国の半導体関連会社に5億ドル（約750億円）を出資することを10月上旬に公表した。車の電動化で事業転換を急ぐデンソーだが、これまでガソリンエンジン関連などの事業売却はあっても、目立った買い案件がなく株価は失速気味だ。1兆円の投資余力で成長力を高められるかが株価反転のカギを握る。

ＩＮＰＥＸ－買い気配　原油先物が87ドル台に上昇　中東情勢の緊張の高まる
$INPEX(1605.JP)$が買い気配。原油価格の上昇が材料視されている。13日のNY原油先物は4日ぶりに大幅反発。WTI原油先物は11月限の終値が前営業日比4.78ドル高の1バレル＝87.69ドルとなった。中東情勢の緊張の高まりを背景に、原油先物は4月以来の上げ幅を記録した。

良品計画－買い気配　今期営業益45％増見込む　前期は1％増
$良品計画(7453.JP)$が買い気配。同社は13日に、24.8期通期の連結営業利益予想は480.0億円（前期比44.9％増）と発表した。市場コンセンサスは395.2億円。

東京エレクトロンデバイス－もみ合い　上期経常益を上方修正　一転増益へ
$東京エレクトロン デバイス(2760.JP)$がもみ合い。同社は13日、24.3期上期（4-9月）の連結経常利益予想を従来の50.0億円（前年同期比4.0％減）から62.5億円（前期比20.0％増）に上方修正すると発表した。