日経平均が14円安、寄り後はもみ合い　東京メトロがカイ気配スタート、安定の資産株的側面 - 投資家層拡大も

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比14.68円安の38397.28円、東証株価指数（TOPIX）が2.04ポイント安の2649.43で始まった。

トップニュース
東京メトロ本日上場、安定の資産株的側面 - 投資家層の拡大
・ $東京地下鉄 (9023.JP)$は23日、東京証券取引所のプライム市場に株式を上場する。首都圏に住む人々の生活を支える東京メトロにとって、今回の上場は投資家層の拡大につながると期待されている。
・アナリストは初値は1500円程度になると予想している。これは公開価格の1200円を25％上回る水準である。
・東京メトロの株式は、政府が53.4％、東京都が46.6％を保有しており、上場に合わせてそれぞれ半数を売却する。公募総額は3486億円、時価総額は約7000億円となり、携帯キャリアの $ソフトバンク (9434.JP)$が2018年に上場して以来の大型IPOとなる。

東証職員がインサイダー取引の疑いで強制調査
東京証券取引所の職員が、企業のTOB（株式公開買い付け）に関する未公開情報を親族に伝えたとして、インサイダー取引を禁じた金融商品取引法違反の疑いで証券取引等監視委員会の強制調査を受けていたことが、関係者への取材で明らかになった。職員は、上場企業が投資家などに開示すべき重要な情報を事前に知る立場にあった。監視委員会は現在、職員に情報が伝えられた経緯について調査中である。

日銀は緩やかな利上げを継続する見通し、インフレ持続への確信が深まる-IMF
・国際通貨基金（IMF）は、日本のインフレの持続可能性に自信を深めており、日本銀行が今後数年間、緩やかな利上げ軌道を維持することを期待している、とIMFの日本ミッション・チーフが木曜日に語った。
・IMFと世界銀行の年次総会が開催されているワシントンD.C.でインタビューに応じたシュエイリ氏は、「個人消費を示す指標が回復し始めており、従業員の基本給が上昇し始めている。これが、私たちが自信を深めている理由だ」という。

米外為市場サマリー：一時１５１円２０銭に上伸、米長期金利の上昇が続く
２２日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１５１円０８銭前後と前日に比べて２４銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは１ユーロ＝１６３円１７銭前後と同４銭程度のユーロ高・円安だった。

三菱ＵＦＪ、第一生命ＨＤなど強弱拮抗、米長期金利上昇続き運用環境改善への思惑
$三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$が前日終値近辺で頑強な値動きをみせ、 $第一生命ホールディングス (8750.JP)$も売り買いを交錯させている。米国債券市場では長期債が一段と売られ、米１０年債利回りが４．２％台をつけるなど７月下旬以来約３カ月ぶりの高い水準に浮上している。