日経平均169円高でスタート　バフェット氏お墨付きはもろ刃の剣、「万が一」に備え商社は株主拡大

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比169.70円高の36196.64円、東証株価指数（TOPIX）が4.29ポイント高の2533.77で始まった。

トップニュース
23年の求人倍率1.31倍、2年連続上昇　失業率は2.6%
厚生労働省が30日発表した2023年の有効求人倍率は1.31倍と、前年から0.03ポイント伸びた。上昇は2年連続だ。新型コロナウイルス禍から雇用環境が回復したが、伸び率は前年より鈍化した。総務省が同日発表した23年平均の完全失業率は2.6%と横ばいだった。

自社株買い最高9.6兆円　23年、余剰資金を積極還元
上場企業が自社株買いを拡大している。2023年の取得枠は約9兆6000億円と2年連続で過去最高となった。余剰資金を株主に積極的に還元している。東京証券取引所が企業に資本効率の改善を要請したことも背景にあり、足元の株高の要因になっている。

バフェット氏お墨付きはもろ刃の剣、「万が一」に備え商社は株主拡大
米著名投資家のウォーレン・バフェット氏による投資で株価が過去最高水準に押し上げられた商社は、大株主の売りに備えて投資家の多様化を図ろうとしている。５大商社が７割以上占める東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）卸売業指数は、投資が明らかになった2020年８月から23年末までに約２倍になり、同期間に約５割上昇したＴＯＰＩＸを上回る。

豊田自動織機の不正、「何とかしろ」の雰囲気で相談諦め
$豊田自動織機 (6201.JP)$で発覚した品質不正問題を調査していた特別調査委員会は29日、原因などについての報告書を発表した。開発遅れの懸念を上司に相談しても「『何とかしろ』と言われる雰囲気があった」との声が記載され、不正の根本原因として、自ら問題を解決しようとしない企業体質を指摘した。

ＮＴＴ－続伸　光半導体で日米韓連合　インテル・ＳＫとIOWN普及後押し＝日経
$日本電信電話 (9432.JP)$が続伸。30日付の日本経済新聞朝刊は、同社が次世代通信基盤「IOWN（アイオン）」の中核技術で大幅な消費電力削減につながる光半導体を開発すると報じた。

ドラッグストア再編、ツルハが焦点　売上高2兆円時代へ
ドラッグストア業界で売上高「2兆円」時代が視野に入ってきた。 $イオン (8267.JP)$が29日、資本業務提携する $ツルハホールディングス (3391.JP)$（HD）株を香港の投資ファンドから追加取得する交渉に入ると発表した。首位の $ウエルシアホールディングス (3141.JP)$に続き、2位のツルハHDがイオングループに入れば、2社合計の市場シェアは25%を超える。

上場後４カ月で株価３倍弱、半導体洗浄装置のＪＥＴ－日米で市場開拓
半導体洗浄装置の $ジェイ・イー・ティ (6228.JP)$（Ｊ.Ｅ.Ｔ.）の株価が好調だ。約４カ月で上場日終値の３倍弱になった。同社は韓国サムスン電子や中国の中芯国際集成電路製造（ＳＭＩＣ）との取引で成長してきたが、足元で日本や米国での顧客獲得に注力する。株式市場もこの戦略に期待しているようだ。

配信元：日本経済新聞、Bloomberg、トレーダーズ・ウェブ
ーmoomooニュース日本株Evelyn