日経平均反発スタート　ドル・円は148円台前半、地政学リスクや米連銀高官発言で円買い戻し

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比320.00円高の31314.67円、東証株価指数（TOPIX）が22.30ポイント高の2286.38で始まった。

トップニュース
ドル・円は148円台前半、地政学リスクや米連銀高官発言で円が上昇
10日朝の東京外国為替市場のドル・円相場は１ドル＝148円台前半で推移。海外時間は緊迫化したイスラエル情勢や、米国で連銀高官の発言を受けて年内利上げ観測が後退したことがドル安・円高圧力につながった。

8月の経常収支、2.2兆円の黒字　黒字は7カ月連続
財務省が10日発表した8月の国際収支統計（速報）によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を示す経常収支は2兆2797億円の黒字となった。黒字は7ヶ月連続で、前年同月のおよそ3倍になった。

ソフトバンクＧは押し目買い誘導、ＡＩ革命主導の立場明示で期待感も
$ソフトバンクグループ(9984.JP)$が反発。９月中旬以降は日経平均寄与度の高い値がさ株として先物主導のリスク回避売りの影響を受けていたが、足もとで値ごろ感からの押し目買いを誘導している。

三菱重工業－買い気配　イスラム組織ハマス、イスラエルへ攻撃開始　戦争状態と伝わる
$三菱重工業(7011.JP)$が買い気配。イスラム組織ハマスが7日、イスラエルへの攻撃を開始したと伝わったことが材料視されている。

安川電機－買い気配　上期営業益6％増　受注残消化や価格転嫁など寄与
$安川電機(6506.JP)$が買い気配。同社は6日、24.2期上期（3-8月）の連結営業利益（IFRS）は331億円（前年同期比5.8％増）だったと発表した。市場コンセンサスは319億円。

ＩＮＰＥＸ－買い気配　イスラエルとハマスの紛争を受け原油急騰
$INPEX(1605.JP)$が買い気配。原油価格の上昇が材料視されている。9日の米国市場では、イスラエルとハマスの紛争激化を受けてNY原油が前日比4.34％高と急伸。一時、1バレル87ドル台をつける場面もあり、中東の主要産油国による生産や輸出に悪影響が出るとの見方が広がった。

ゼンショーＨＤ－3日続伸　海外1万店　国内外食初＝日経
$ゼンショーホールディングス(7550.JP)$が3日続伸。7日付の日本経済新聞朝刊は、同社が24.3期末に海外の店舗数を国内外食で初となる1万店規模にすると報じた。

PBR1倍へ不動産売却、企業と信託が検討　みずほ件数8倍
資本効率の改善に向け、賃貸不動産の売却を検討する企業が増えている。東京証券取引所が資本コストや株価を意識した経営を上場企業に要請した春以降、売買を仲介する信託銀行との協議が活発だ。

富士フイルムが手術ナビ参入　AI駆使、医師の執刀手助け
$富士フイルムホールディングス(4901.JP)$は手術ナビゲーションシステムに参入する。事前に作成した臓器の3次元（3D）画像と手術中の臓器の動きを人工知能（AI）が連動させるシステムを開発し、2024年度にも外科手術を手がける病院に提供する。
配信元：日本経済新聞、Bloomberg、トレーダーズ・ウェブ、MINKABU