日経平均は15円高でスタート　日銀が物価・賃上げの持続力見極め、午後に植田総裁会見

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比15.23円高の32774.21円、東証株価指数（TOPIX）が0.09ポイント高の2316.95で始まった。

トップニュース
日銀、物価・賃上げの持続力見極め　午後に植田総裁会見
日銀は19日の金融政策決定会合で賃上げや物価の持続力を見極める。市場でマイナス金利政策を早期に解除するとの観測がくすぶるなか、日銀は経済の実態や先行きを分析して金融政策を修正する必要があるかを議論する。

円ボラティリティーのヘッジコスト､７月以来の高水準－日銀決定控え
為替トレーダーらは、日本銀行が19日の金融政策決定会合で、政策の正常化に向けて再び大きく前進する可能性が高いとみて、そのリスクに備えている。日銀会合後の円の変動に備える動きが広がる中、ドル・円の翌日物インプライドボラティリティー（ＩＶ、予想変動率）は33％または200pip（１pip＝１銭）程度と、７月会合時以来の水準まで上昇した。

日本製鉄、成長市場の米国強化　EV需要にらみ2兆円買収
$日本製鉄(5401.JP)$が2024年にも米鉄鋼大手USスチールを約2兆円で買収する。巨額の買収を決断した背景には海外での生産能力の強化に加え、成長が期待できる電気自動車（EV）市場の取り込みや原料権益の確保といった狙いがある。

ホンダ、タイで乗用EV生産 日本勢で初
$本田技研工業(7267.JP)$はタイで電気自動車（EV）の生産を始めたと発表した。多目的スポーツ車（SUV）をつくり、2024年1～3月までにタイで発売する。日本勢がタイ国内で乗用EVを生産するのは初めて。

日立製作所－4日ぶり反発　ITシステムを省エネ化　顧客のDX支援＝日経
$日立製作所(6501.JP)$が4日ぶり反発。19日付の日本経済新聞朝刊は、同社子会社のグローバルロジックが、法人顧客の省エネ型ソフトウエア導入を後押しすると報じた。

関電、和歌山の火力建設を中止　脱炭素にシフト
$関西電力(9503.JP)$は和歌山市で計画していた火力発電所の建設を中止する方針を固めた。原子力発電所の再稼働で電力の供給能力を確保できており、二酸化炭素（CO2）を排出する火力の新設は必要性が薄まっていた。
配信元：日本経済新聞、Bloomberg、トレーダーズ・ウェブ