日経平均反落スタート　前週末の反動や円高も重しに

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市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比328.21円安の30663.48円、東証株価指数（TOPIX）が21.63ポイント安の2233.02で終了した。

トップニュース
包囲網狭まる植田日銀、円安・金利上昇・物価上振れへの対応迫られる
日本銀行は今週の金融政策決定会合を控え、どのような政策決定が現時点で最も適切となるか難しい判断を迫られる。消費者物価見通しの上方修正が確実視される中、円安が一段と進み、長期金利は日銀が上限とする１％に迫っており、政策修正に向けた市場の包囲網が着実に狭まっているからだ。

円、急変動はらむ週に　日銀決定会合や中東情勢が材料
今週の円相場は変動が大きい展開になりそうだ。日米の中央銀行が金融政策を決める会合を開くほか、政府・日銀による10月の為替介入の有無が判明する。介入がなかった場合は円安が進む可能性がある。

日立製作所－買い気配　通期最終益を上方修正　上期は21％増
$日立製作所(6501.JP)$が買い気配。同社は27日、24.3期通期の連結純利益予想（IFRS）を従来の5000億円から5200億円（前期比19.9％減）に引き上げると発表した。市場コンセンサスは5388億円。

レーザーテクは強弱観対立、決算前に思惑錯綜もＳＯＸ指数反発受け下値では押し目買い
$レーザーテック(6920.JP)$が強弱観対立のなか売り買いを交錯させている。前週末は値ごろ感からの買いが入り７日ぶりに反発したが、きょうは上値の重い展開で２５日移動平均線近辺での攻防となっている。

コマツ－売り気配　通期営業益を上方修正も市場コンセンサス下回る
$小松製作所(6301.JP)$が売り気配。同社は27日に、24.3期通期の連結営業利益予想（米国基準）を従来の4910億円から5480億円（前期比11.7％増）に引き上げると発表した。市場コンセンサスは5657億円。

iPS細胞をロボが培養　アステラス、成功率6割向上
$アステラス製薬(4503.JP)$は双腕ロボットを使ってiPS細胞の培養作業を自動化する。ロボットによる医薬品製造を規制当局に申請し、2026年までに臨床試験（治験）で使う薬の供給を目指す。

パナソニック、家庭でグリーン水素 装置実用化めざす
$パナソニック ホールディングス (ADR)(PCRFY.US)$（HD）は製造時に二酸化炭素（CO2）を出さない「グリーン水素」を家庭で自給自足できる装置を2035年にも実用化する。屋根などに設置し太陽光で水を分解して作る。

ドコモ、吉本興業と挑むエンタメ　25年度売上高100億円
$日本電信電話(9432.JP)$ドコモが吉本興業ホールディングス（HD）と組んでエンターテインメント事業の拡大を目指す。吉本のコンテンツ制作のノウハウを生かし、海外展開を視野に入れた知的財産（IP）ビジネスを広げる。
配信元：日本経済新聞、Bloomberg、トレーダーズ・ウェブ、MINKABU