野原家の実態

アニメ【クレヨンしんちゃん】はご存知だろうか？主人公のしんのすけの家族、野原一家。連載当初は一般的な家庭をイメージして作られたが、今はかなりハイスペックな家庭になってしまっている。

野原家の大黒柱、サラリーマンの夫ひろし、専業主婦の妻みさえ、長男しんのすけ、長女ひまわり、ペットのシロの４人家族＋αだ。野原家は埼玉の春日部市の新築を購入、ひろしは役職は係長で年収600万円。

現在の日本の実態から考えると、なかなかハイスペックな家庭だろう。結婚している事、年収600万円である事、みさえが専業主婦である事、新築を購入している事、子供２人もいる事。どれをとっても、ハイスペックだ。

もちろんアニメの中では、一般的な家庭として描かれているので、野原家がリッチには決して描かれない。それは承知しているが、ハイスペック家庭の野原家が決してリッチ、富裕層になれない戦犯者がいないか考察してみた。

【野原家の戦犯者】

第一戦犯者は、専業主婦の妻、みさえだろう。彼女の家計管理はずさんだ。赤字で悩む描写は多いし、押入には使っていない物が詰め込まれているし、整理整頓が苦手で無駄な買い物が多いし、見栄や感情の赴くままに買い物をしてしまっている。

第二戦犯者は、大黒柱の夫、ひろしだろう。家計管理が苦手な妻に全て委ねてしまっているし、彼自身は家計管理にあまり関心がないし、協力的でもない。仕事の付き合いと言いつつ、飲み会も多いし、趣味のゴルフ用品を独断で買ってしまう。

どうやら、どんなにハイスペックな家庭でも夫婦が協力せず、関心もないままでは資産形成するのは、かなり難しいようだ。

とはいえ、野原家が物が極端にないミニマリストで、夫婦で家計について話し合い、無駄づかいを決してしない貯蓄に投資と資産形成ガチ勢だったら、【クレヨンしんちゃん】は面白いアニメには決してならないのだろう。