エヌビディアの株価の行方
チャート1は2018年の年初以降の長期のエヌビディアの株価チャートです。2018年の年末、12月31日の終値は、3.38ドルでした。その株価は、今年の10月28日には140.52ドル(終値)となんと41倍以上になりました。
ロゴマークは、エヌビディアの商標であり、エヌビディア・ジャパンのホームページより転載しました。
さて、もう一度、チャート1をご覧ください。エヌビディアの業績は好調で、驚異的な成長を背景に2023年の年末からエヌビディアの株価は上昇しました。今年の6月には140ドルを超す高値をつけました。
ところが、2024年の夏に同社の生成AIに応用される新半導体シリーズ「ブラックウェル」に設計上の問題が有ったとする発表がありました。それに加えて、それまでの株価上昇ペースが非常に速かったためか、エヌビディアの株価はもみ合いになりました。
このような株価の値動きを詳しく見るために、チャート2を用意しました。
ロゴマークは、エヌビディアの商標であり、エヌビディア・ジャパンのホームページより転載しました。
このチャートは、今年の株価を表示しています。今年の夏以降は、株価の変動がだんだんと小さくなり、三角持ち合いを形成していました。その時期には、エヌビディアの株を買いたい投資家と手放したい投資家の勢力が拮抗していたのでしょう。チャート2にオレンジ色の抵抗線、指示線を描きました。三角持ち合いは、7月か8月に始まり、その後はずっと続いたと思われますね。そして、10月2日についにその売買のバランスが破れ、再び株価は上昇に向かいました。
同じ時期に、同社のCEO、ファン氏が米CNBCのインタビューで、問題があった「ブラックウェル」について回答しました。同氏によれば、既に技術的問題を解決し、順調にブラックウェルを組み込んだ製品が生産されているとの事でした。
さらにエヌビディアは、情報セキュリティー、コンサルティングなどで知られる $アクセンチュア クラスA (ACN.US)$ との提携拡大も発表しました。アクセンチュアはエヌビディア事業グループを創設し、顧客の生成AIツール活用を協力する方向との事です。。
このような好材料があり、一時はエヌビディアの株価が6月に付けていた高値140.76ドルを超えました。
今後は、大手企業の決算発表が相次ぐので、株式相場全体が様子見ムードになるかもしれませんね。これまで好調だったエヌビディアの株価は、しばらくは値動きが小さくなる可能性があります。(以上、みんかぶインフォノイド「株探」を要約して引用)
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