1年間で価格3倍のケースも！ホットなテーマだけ選んで投資できるETFのご紹介

米国株に投資してみたいけれど、個別企業のことはよく分からないし――。

そんな悩みをお持ちの方、ETFという投資対象をご存知でしょうか？ETFは日本語では上場投資信託といい、何かの指数に連動して価格が決まる上場取引型の商品を指します。個別企業の株式と同じように上場しているので、証券会社を通じて自由に売買できるのが特徴です。

「なんだ、インデックス型の商品か。それでは大きなリターンは期待できないじゃないか」と思われた方は、大きな誤解をされています。2023年のパフォーマンス上位のETFは、価格が3倍以上に跳ね上がりました！利益を出したETFはいずれも、ブロックチェーン、半導体、ハイテクなど、特定のテーマに絞って複数の銘柄の価格に連動させた商品です。それぞれ、コインベース(COIN）、エヌビディア（NVDA）、マイクロソフト（MSFT）やアップル（AAPL）といった、有名な銘柄も組み入れられています。

例えば、23年のパフォーマンス2位の「SOXL」に組み入れられている銘柄には、AIブームで注目のエヌビディア、「インテル入ってる」でおなじみのインテル、将棋の藤井聡太八冠が研究用の自作PCにも搭載しているAMD（アドバンスト・マイクロ・デバイス）などがあります。ちなみに現在のSOXLの一口あたりの価格は、4500円程度（30ドルちょっと）。間接的ではありますが、少ない投資額でこうした有名企業への“出資者”気分を味わいつつ、成長の果実を得ることもできます。

このように、たとえ個別企業のことが分からなくても、「今、この分野が熱い！」と思うテーマさえ選べば、大きなリターンを狙える投資の選択肢があるのです。