急激な円安修正、企業収益押し上げ期待収縮 コスト削減など急務に
8月5日午後 6:04
4―6月期に企業業績を大きく押し上げた円安が急激な基調転換に襲われている。一時1ドル=141円台と、多くの企業が想定為替レートとする水準を下抜けてきたことで、為替による収益底上げは期待できない状況となっている。こうした為替水準が続けば、コスト削減などによる為替影響の吸収も求められることになる。
トヨタ自動車が1日に発表した4―6月期決算(国際会計基準)では、「型式不正」による国内生産減の影響を円安が補い、営業利益は前年同期比17%増の1兆3084億円と過去最高となった。23年4─6月期の1ドル=137円に対し24年4─6月期は156円となり、為替円安による押し上げは3700億円にのぼった。
トヨタ自動車が1日に発表した4―6月期決算(国際会計基準)では、「型式不正」による国内生産減の影響を円安が補い、営業利益は前年同期比17%増の1兆3084億円と過去最高となった。23年4─6月期の1ドル=137円に対し24年4─6月期は156円となり、為替円安による押し上げは3700億円にのぼった。
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