今日の株式見通し＝買い先行、米雇用統計後の株高・円安が支援　4万円も視野

2024年10月7日午前 8:07 GMT+9（一部抜粋）

きょうの東京株式市場で日経平均株価は、買いが先行しそうだ。米国市場では前週末の雇用統計が市場予想を上振れて株高、円安となっており、好感する動きが優勢になるとみられる。ハイテク株や輸出関連株、金融株など幅広い物色が見込まれている。大台の４万円も視野に入る。
日経平均の予想レンジは３万９２００円─４万００００円。

日経平均は、大きく上昇した先物にサヤ寄せする形で買いが先行するとみられる。ドル／円が一時１４９円台に上昇したことは、輸出関連株を中心に追い風になりそうだ。加えて、米国市場でのフィラデルフィア半導体指数（ＳＯＸ）の上昇は国内の関連株を、米長期金利の上昇は銀行など金融株を、それぞれ支援し得る。
石破茂首相が９日に衆院を解散する意向を示しており「選挙は買い」も意識されやすい。政治資金問題で党内処分の重かった議員を衆院選で非公認とする方針を示したことも、こうした思惑を後押しするとみられる。