東京市場サマリー：日経平均反落　為替の過度な変動に「あらゆる選択肢排除せず適切対応」と鈴木財務相

Moomooユーザーの皆様、こんにちは！大引けお疲れ様でした。本日の株式相場概況は以下の通りです。よろしくお願いします。
●日経平均株価は前営業日比363.57円安の32315.05円で終了
●為替の過度な変動に「あらゆる選択肢排除せず適切対応」－鈴木財務相
●市場のインフレ期待が約９年ぶり高水準、原油高と円安で物価先高観
●保険株が逆行高、米長期金利１６年ぶり高水準で運用改善期待◇
●三菱UFJ、米宇宙開発新興に出資　国内宇宙港誘致で提携
●注目銘柄： $東京海上ホールディングス(8766.JP)$、 $三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.JP)$、 $花王(4452.JP)$、 $明治ホールディングス(2269.JP)$など
ーmoomooニュース日本株Evelyn

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比363.57円安の32315.05円、東証株価指数（TOPIX）が13.56ポイント安の2371.94で終了した。

トップニュース
為替の過度な変動に「あらゆる選択肢排除せず適切対応」－鈴木財務相
鈴木俊一財務相は26日の閣議後会見で、足元の為替動向に関連して、市場の動きを「高い緊張感を持って見ている」とし、過度な変動に対しては「あらゆる選択肢を排除せず適切に対応していく」と語った。

市場のインフレ期待が約９年ぶり高水準、原油高と円安で物価先高観
金融市場のインフレ期待を表す指標が約９年ぶりの水準に上昇した。物価は依然高止まり、先行きも原油高や円安による上昇圧力が続くとの見方が背景にある。

日銀重視のコア物価指標、過去最高水準の上昇率が続く－８月
２％の物価安定目標の実現を目指す日本銀行が消費者物価の基調的変動の分析で重視する各種コア指標は、８月も上昇率が前月に続いて過去最高水準となった。「基調的なインフレ率を捕捉するための指標」を26日公表した。

注目銘柄
保険株が逆行高、米長期金利１６年ぶり高水準で運用改善期待◇
$東京海上ホールディングス(8766.JP)$や $MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725.JP)$、 $第一生命ホールディングス(8750.JP)$、 $T&Dホールディングス(8795.JP)$など保険株が逆行高。東証３３業種別指数の騰落率ランキングで「保険業」は値上がり率上位に入っている。

三菱UFJ、米宇宙開発新興に出資　国内宇宙港誘致で提携
$三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.JP)$、 $東京海上ホールディングス(8766.JP)$、 $兼松(8020.JP)$の3社は宇宙開発を手掛ける米新興シエラ・スペースと宇宙事業を巡り資本、業務提携する。数百億円を出資して大分空港を宇宙輸送船の拠点として使用する宇宙港構想を加速させる。

花王、化粧品のブランド整理　3割統廃合検討
$花王(4452.JP)$は化粧品のブランド整理を進める。30ブランドのうち約7割に積極投資をして海外展開を進めつつ、残る約3割については廃止やブランド統合を検討する。整理に伴い2023年12月期に在庫処分などで約50億円の特別損失を計上する。主力ブランドの取り扱い地域の拡大などで化粧品事業の売上高は27年12月期までに前期比で2割増の3000億円規模に引き上げる。

明治ＨＤ－続伸　5種混合ワクチンの国内製造販売承認を取得
$明治ホールディングス(2269.JP)$が続伸。同社は25日、子会社のＫＭバイオロジクスが、百日せき、ジフテリア、破傷風、急性灰白髄炎（ポリオ）、およびヘモフィルスインフルエンザ菌b型（Hib）による感染症を予防する5種混合ワクチン「クイントバック水性懸濁注射用」について厚生労働省より国内製造販売承認を取得したと発表した。

配信元:Bloomberg、日本経済新聞、トレーダーズ・ウェブ、MINKABU