東京市場サマリー：日経平均続伸　日銀が臨時の国債買い入れオペを通知、長期金利が上限めど１％に接近

Moomooユーザーの皆様、こんにちは！引けお疲れ様でした。本日の株式相場概況は以下の通りです。よろしくお願いします。
●日経平均は前営業日比742.80円高の31601.65円で終了
●日銀が臨時の国債買い入れオペを通知、長期金利が上限めど１％に接近
●長期金利0.96％に上昇、日銀上限めど１％に近づく－10年超ぶり高水準
●経済対策、減税含め17兆円台前半　補正予算で13.1兆円
●トヨタ－後場上げ幅拡大　通期営業益を上方修正　コンセンサス上回る　上期は2.2倍
●注目銘柄： $トヨタ自動車 (7203.JP)$、 $三菱ケミカルグループ (4188.JP)$、 $豊田通商 (8015.JP)$など。
ーmoomooニュース日本株Evelyn

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比742.80円高の31601.65円、東証株価指数（TOPIX）が56.96ポイント高の2310.68で終了した。

トップニュース
長期金利0.96％に上昇、日銀上限めど１％に近づく－10年超ぶり高水準
１日の債券市場で長期金利が0.96％と2013年５月以来の水準に上昇し、日本銀行が上限のめどとする１％に近づいた。日銀が午前の金融調節で臨時の国債買い入れを通知しなかったことも売りにつながった。　

日銀が臨時の国債買い入れオペを通知、長期金利が上限めど１％に接近
日本銀行は１日、臨時の国債買い入れオペを実施すると通知した。長期金利が日銀が上限のめどとする１％に迫る中、急激な金利上昇を抑える姿勢を示した。日銀がイールドカーブコントロール（長短金利操作、ＹＣＣ）の再修正を決めてから初の実施となる。

経済対策、減税含め17兆円台前半　補正予算で13.1兆円
政府は11月2日にまとめる経済対策の裏付けとなる2023年度補正予算案について、一般会計で13.1兆円程度とする方針を固めた。24年6月にも始める所得税と住民税の定額減税を含めた関連経費を合わせて、経済対策の規模を17兆円台前半と見込む。

東証の圧力奏功か、増配実施企業が増勢－低調決算で数少ない好材料に
東京証券取引所が上場企業に対し資本コストや株価を意識した経営を迫る中、増配を実施する企業が増えている。７－９月期決算の発表は全般的に低調なスタートとなる中、数少ない好材料となっている。

注目銘柄
トヨタ－後場上げ幅拡大　通期営業益を上方修正　コンセンサス上回る　上期は2.2倍
$トヨタ自動車 (7203.JP)$が後場上げ幅拡大。同社は1日13時55分、24.3期通期の連結営業利益予想を従来の3兆円から4兆5000億円（前期比65.1％増）に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは4兆1172億円。

三菱ケミカル－後場上げ幅拡大　通期最終益を上方修正　上期は計画上回る
$三菱ケミカルグループ (4188.JP)$が後場上げ幅拡大。同社は1日13時30分、24.3期通期の連結純利益予想を従来の970億円から1350億円（前期比40.0％増）に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは956億円。

豊田通商が３日ぶり急反発、円安効果で今期最終利益予想を引き上げ配当予想を増額
$豊田通商 (8015.JP)$が３日ぶりに急反発した。３１日の取引終了後、円安効果を反映し、２４年３月期の最終利益予想をこれまでの３０００億円から３２００億円（前期比１２．６％増）に引き上げたと発表。年間配当予想についても３６円増額し、２５０円（同４８円増配）に見直しており、投資家の資金流入を誘う要因となったようだ。

ＪＲ西日本が大幅続伸、インバウンド回復支えに今期業績・配当予想引き上げ株式２分割も
$西日本旅客鉄道 (9021.JP)$は大幅続伸。３１日の取引終了後、２４年３月期の業績・配当予想の上方修正と株式分割を発表しており、材料視されたようだ。

配信元：Bloomberg、日本経済新聞、トレーダーズ・ウェブ、MINKABU