東京市場サマリー：日経平均反落　為替介入直後の公表「様々な視点から総合的に判断」－鈴木財務相

Moomooユーザーの皆様、こんにちは！大引けお疲れ様でした。本日の株式相場概況は以下の通りです。よろしくお願いします。
●日経平均は前営業日比80.69円安の30994.67円で終了
●3日の介入有無「答えない」　財務相、公表は総合判断
●4〜9月「自動車好調、企業合計で増益」大和証券の阿部氏
●米の対中半導体規制の見直しが最終段階　制限強化の兆候と伝わる
●注目銘柄： $東京エレクトロン (8035.JP)$、 $トヨタ自動車 (7203.JP)$、 $INPEX (1605.JP)$、 $川崎汽船 (9107.JP)$
ーmoomooニュース日本株Sherry

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比80.69円安の30994.67円、東証株価指数（TOPIX）が0.32ポイント高の2264.08で終了した。

トップニュース
40年国債利回りが２％に上昇、2013年５月以来の高水準
６日の債券市場で新発40年物国債利回りが２％の大台に乗せた。2013年５月以来の高水準となる。日本銀行による早期の金融政策修正観測や米国の超長期金利の上昇基調を背景に売りが優勢となっている。

4〜9月「自動車好調、企業合計で増益」大和証券の阿部氏
2023年4〜9月期の決算発表シーズンを迎える。米金融引き締めの継続観測や中国の景気悪化など世界的な市場環境の不透明感が強まるなか、国内企業の業績は堅調に推移するのか。「大和のアナリストが調査する主要上場企業の経常利益ベースは、前年同期と比べて6〜9%程度の増益になると予想する。特に自動車セクターは円安の恩恵が大きいうえ、半導体不足の緩和による増産も収益にプラスだ」と大和証券の阿部健児チーフストラテジスト。

3日の介入有無「答えない」　財務相、公表は総合判断
鈴木俊一財務相は6日の閣議後の記者会見で、3日の外国為替市場で一時1ドル=150円台まで円安が進んだ際に円買いの介入をしたか問われ、改めて「答えない」と述べた。介入した場合に直後に公表するかは「総合的に判断する」と語った。

自民党議連の消費減税提言「慎重な検討必要」　官房長官
松野博一官房長官は6日の記者会見で、自民党の議員連盟が消費税減税を求める提言をまとめたことについて「慎重に検討する必要がある」と語った。「消費税は全世代型社会保障制度を支える重要な財源だ」との考えを示した。

税収増の還元「十分な裏付けなし」　鈴木財務相
鈴木俊一財務相は6日の閣議後の記者会見で、10月にまとめる経済対策を巡り岸田文雄首相が「税収増を還元する」と表明したことについて「十分な財源的な裏付けがあるとは思っていない」と述べた。

注目銘柄
東京エレクトロン－反落　米の対中半導体規制の見直しが最終段階　制限強化の兆候と伝わる
$東京エレクトロン (8035.JP)$が反落。ロイター通信は6日、米国の対中半導体輸出規制の見直し作業が最終段階に入っていると報じた。報道を受けて、同社や $アドバンテスト (6857.JP)$などに売りが出ている。

ＩＮＰＥＸや石油資源が６日続落、ＷＴＩ下落で利益確定売り止まらず
$INPEX (1605.JP)$や $石油資源開発 (1662.JP)$が６日続落。急上昇を演じてきた石油株に対する利益確定売りが続いている。米エネルギー情報局が４日に発表したガソリン在庫が増加し需給悪化が警戒されたほか、足もとで発表される米経済指標も軟調なものが多く原油需要の減少が懸念されている。

トヨタ、新型クラウン公開　初のＳＵＶ、１１月発売
$トヨタ自動車 (7203.JP)$は６日、高級車「クラウン」で初のスポーツ用多目的車（ＳＵＶ）タイプとなる新型車「ＳＰＯＲＴ（スポーツ）　Ｚ」のハイブリッド車（ＨＶ）モデルを東京都内で報道陣に公開した。

川崎汽は活況高、バリュー株押し目買いの流れで海運株が業種別値上がり率トップに◇
$川崎汽船 (9107.JP)$が全市場ベースで売買代金２位となる活況商いで株価も大幅高となったほか、 $日本郵船 (9101.JP)$、 $商船三井 (9104.JP)$など大手をはじめ海運株が軒並み高に買われている。業種別騰落では全３３業種中で値上がり率トップとなっている。９月配当権利落ち後の相場でバリュー株に利益確定の動きが目立ったが、足もと売りが一巡し、値ごろ感から買い戻す動きがみられ、海運株はその象徴として買われている。