東京市場サマリー：日経平均反発　日銀、7月利上げ排除せず　短観や支店長会議で点検へ

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比208.18円高の38804.65円、東証株価指数（TOPIX）が15.50ポイント高の2740.19で終了した。

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日銀、7月利上げ排除せず　短観や支店長会議で点検へ
日銀が24日公表した6月の金融政策決定会合の「主な意見」では、物価や賃上げの広がり次第で、早期の追加利上げに前向きな意見が相次いだ。7月30〜31日に開く次回会合に向けて、円安や企業の価格設定行動の変化による基調的な物価見通しの上振れ度合いを慎重に見極める。
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利上げ「遅きに失することなく」　日銀6月決定会合意見

ドル円は高値圏もみ合い、一時１６０円台目前に迫る
神田財務官は朝方に為替介入の準備は２４時間いつでもできていると発言。また、鈴木財務相は為替相場の過度な変動は望ましくないとコメントした。
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過度な変動には必要に応じて適切に対応＝為替で鈴木財務相

金融庁、ＭＵＦＧ傘下３社に業務改善命令－顧客情報を無断共有
金融庁は24日、 $三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.JP)$（ＭＵＦＧ）傘下の三菱ＵＦＪ銀行と証券会社２社に対し、顧客企業の情報を無断で共有したなどとして、金融商品取引法に基づく業務改善命令を出したと発表した。ＭＵＦＧには銀行法に基づき、原因の報告などを求める報告徴求命令を出した。

注目銘柄
シェール権益に集まる視線、三井物は米テキサスで新たに取得
国内エネルギー関連企業の間で、海外のシェールオイル・ガス権益に注目する動きが出ている。 $三井物産(8031.JP)$は24日、米国の石油ガス事業者から、テキサス州のシェールガス上流事業の権益を、子会社を通じて取得した。

パナソニック株一人負け　2つの誤算､株主総会で厳しい声
$パナソニック ホールディングス(6752.JP)$は24日、大阪市内で2024年の定時株主総会を開いた。米インフレ抑制法（IRA）の補助金による増益効果で24年3月期（国際会計基準）の連結純利益は過去最高だったが、株価は1年前より22%下がった。時価総額が国内電機大手7社中6番目に低迷する株価に対し、株主から厳しい声が寄せられた。

NTTデータ、データセンターのREIT参入　1000億円規模
$NTTデータグループ(9613.JP)$はデータセンターを投資先とする不動産投資信託（REIT）事業に参入する。2026年3月期に最大約1000億円の資産規模で運用を始める。データセンター専門のREITは国内企業で初めて。資金を調達しやすくし、生成AI（人工知能）向けなどで需要が伸びるデータセンターの建設を加速する。