東京市場サマリー：日経平均392円高の4万2224円　TOPIXも史上最高値

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比392.03円高の42224.02円、東証株価指数（TOPIX）が19.97ポイント高の2929.17で終了した。

トップニュース
国債購入減「緩やかなら格付け問題なし」フィッチ担当者
日銀は、これまで日本の金利上昇を抑えてきた国債購入の減額を進める見通しだ。格付け大手フィッチ・レーティングスでアジア太平洋地域の国債を担当するクリスジャニス・クルスティン氏は「日銀の購入減額と金利の上昇が緩やかなら国債格付けには短期的に問題はない」と述べた。長期的には財政改革が必要だとの見方も示す。

注目銘柄
トヨタ、北米でEV充電設備会社出資　ホンダやGMと連合
$トヨタ自動車(7203.JP)$は10日、北米で電気自動車（EV）の充電器網整備に向け、 $本田技研工業(7267.JP)$や米 $ゼネラル モーターズ(GM.US)$、独BMW、現代自動車など日米欧韓の自動車メーカー7社が出資する充電設備会社「アイオナ」に出資すると発表した。北米で不足するEV充電の拠点を増やし、EVの販売につなげる。
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村田製が年初来高値更新、米アップル次世代スマートフォンの出荷目標報道が株価刺激◇
$村田製作所(6981.JP)$が反発し、年初来高値を更新した。米ブルームバーグ通信が日本時間１１日未明、「米アップルは今年後半に次世代スマートフォン『ｉＰｈｏｎｅ　１６』を少なくとも９０００万台出荷することを目指している」と報じた。 $アップル(AAPL.US)$はサプライヤーなどに対し、新型ｉＰｈｏｎｅの出荷台数について、前機種と比較して約１０％の増加を目標にしていると伝えたという。村田製においては、スマートフォン向け電子部品の需要の押し上げ効果を期待した買いが入ったようだ。

サイゼリヤの株価が急反落　優待廃止を個人投資家が嫌気
$サイゼリヤ(7581.JP)$が反落。一時8.69%安の5250円を付けた。前期末（2023年8月末）をもって株主優待制度を廃止すると10日に発表した。同時に発表した23年9月〜24年5月期の決算は大幅増益だったものの、優待廃止を嫌気した個人投資家の売りが優勢となっている。
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サイゼリヤ株価急落の背景　大きかった株主優待の魔力

エーザイは５日続伸、香港で「レカネマブ」がアルツハイマー病治療薬として承認取得
$エーザイ(4523.JP)$が５日続伸となっている。同社はきょう、米バイオジェンと共同開発した認知症治療薬「レカネマブ（製品名レケンビ）」が香港でアルツハイマー病治療薬として承認を取得したと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。香港での承認は米国、日本、中国、韓国に次いで５番目。

三井物、ＵＡＥでＬＮＧ事業に参画　出資約880億円
$三井物産(8031.JP)$は１１日、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）の液化天然ガス（ＬＮＧ）事業に参画すると発表した。ＬＮＧプラントの設計や建設にかかる費用は約５５億米ドル（約０．９兆円）で、三井物が子会社を通じ、約５．５億米ドル（約８８０億円）を投じて権益１０％を持つ予定。