東京市場サマリー：日経平均575円高　日銀利上げと企業決算が交錯

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比575.87円高の39101.82円、東証株価指数（TOPIX）が39.81ポイント高の2794.26で終了した。

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更新 - 日銀、政策金利を0.25％に引き上げ　国債減額計画も同時決定
日銀は31日に開いた金融政策決定会合で、短期金利を0.25％程度に引き上げる方針を決めた。リーマン・ショック直後の2008年12月（0.3%前後）以来、15年7カ月ぶりの水準に戻る。国債買い入れは原則毎四半期4000億円程度ずつ減額。買い入れ予定額、26年1－3月に3兆円程度とする計画となる。新たな金融市場調整方針は8月1日から適用する。
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増益相次ぐ準大手・中堅証券決算－投信販売がけん引、株下落でも好機
主な準大手・中堅証券の2024年度４－６月（第１四半期）決算が31日、出そろった。１月から開始した新ＮＩＳＡ（少額投資非課税制度）をきっかけとした旺盛な個人投資家による投資意欲が続き、 $岡三証券グループ(8609.JP)$を除いた７社の純利益が増益となった。

注目銘柄
トヨタは後場もマイナス圏で推移、国交省「３車種の出荷停止解除」報道に反応薄
$トヨタ自動車(7203.JP)$は後場もマイナス圏で推移している。日本経済新聞電子版がこの日の午後、「自動車の量産に必要な認証『型式指定』の不正問題を巡り、国土交通省がトヨタ自動車の現行生産の３車種について出荷停止指示を解除する方針を固めたことが３１日、関係者への取材で分かった」と報じた。これに先立ち、日銀は３１日まで開いた金融政策決定会合で追加利上げを決定。

三菱ＵＦＪなど銀行株は堅調推移、日銀が追加利上げを決定◇
$三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.JP)$など銀行株が後場も堅調に推移している。日銀は３１日まで開いた金融政策決定会合で、これまで０～０．１％としていた政策金利について、０．２５％に引き上げることを決めた。加えて、月間の長期国債の買い入れ予定額を原則として毎四半期４０００億円程度ずつ減額し、２０２６年１～３月に３兆円程度とする計画も決定した。

デンソー純利益11%増の944億円　4〜6月、円安が寄与
$デンソー(6902.JP)$が31日発表した2024年4〜6月期の連結決算（国際会計基準）は、純利益が前年同期比11%増の944億円だった。主要顧客である $トヨタ自動車(7203.JP)$などの生産減の影響を、為替の円安や合理化などで補った。ただ、海外では中国の苦戦を受けて顧客の車生産が下振れすると見る。利益を押し上げる為替は日米で金融政策の変更が予想されており、先行きには不透明感が強い。
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商船三井が後場に上げ幅拡大、今期は一転最終増益の見通しで配当予想１００円増額
$商船三井(9104.JP)$が後場に上げ幅を拡大した。３１日正午に２５年３月期の連結業績・配当予想の上方修正を発表し、好感されたようだ。同社は今期の売上高予想を１５０億円増額して１兆８１５０億円（前期比１１．５％増）、最終利益予想を１２００億円増額して３３５０億円（同２８．０％増）に見直した。最終利益は減益予想から一転して増益を計画する。
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