東京市場サマリー：日経平均大幅反落　日銀会合結果前に買い持ち解消の動き

Moomooユーザーの皆様、こんにちは！引けお疲れ様でした。本日の株式相場概況は以下の通りです。よろしくお願いします。
●日経平均は前営業日比294.73円安の30696.96円で終了
●長期金利、0．890％に上昇＝10年4カ月ぶり高水準
●２年債入札低調、応札倍率が13年ぶり低水準－日銀会合控え投資家消極的
●トヨタの９月世界販売100万台超え、同月で過去最高に－前年比11％増
●三菱自が後場売り買い交錯、今期営業益は一転過去最高予想も７～９月期最終５６％減益
●注目銘柄： $信越化学工業 (4063.JP)$、 $オムロン (6645.JP)$、 $三菱自動車工業 (7211.JP)$、 $日立製作所 (6501.JP)$など
ーmoomooニュース日本株Evelyn

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比294.73円安の30696.96円、東証株価指数（TOPIX）が23.41ポイント安の2231.24で終了した。

トップニュース
長期金利、0．890％に上昇＝10年4カ月ぶり高水準
３０日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発１０年物国債（第３７２回債）の流通利回りが０．８９０％に上昇（債券価格は下落）した。前週末と比べ０．０２０％上昇し、２０１３年７月３日以来、約１０年４カ月ぶりの高水準となった。

２年債入札低調、応札倍率が13年ぶり低水準－日銀会合控え投資家消極的
財務省が30日に実施した２年国債入札は低調な結果となった。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.04倍と、2010年以来の低水準となった。日本銀行による金融政策正常化への警戒感から投資家は慎重姿勢を崩さなかった。

トヨタの９月世界販売100万台超え、同月で過去最高に－前年比11％増
$トヨタ自動車 (7203.JP)$は30日、９月のグループ世界販売が前年同月比11％増の100万3779台と同月として過去最高だったと発表した。発表によると、ダイハツ工業と $日野自動車 (7205.JP)$を除いたトヨタ単体の販売は同12％増の92万1308台だった。グループ、単体ともに８カ月連続での前年超えで４－９月の累計としては販売と生産ともに過去最高となった。

注目銘柄
信越化が大幅続伸、上期最終２割強減益もシリコンウエハー市況は７～９月が大底観測
$信越化学工業 (4063.JP)$が大幅続伸、全体地合い悪のなか強さを発揮している。同社が前週末２７日に発表した４～９月期決算は、最終利益が前年同期比２３％減の３０１４億３９００万円と２割強の減益を強いられるなど低調な内容だった。

三菱自が後場売り買い交錯、今期営業益は一転過去最高予想も７～９月期最終５６％減益
$三菱自動車工業 (7211.JP)$が後場は売り買い交錯の展開。３０日の正午過ぎに２４年３月期第２四半期累計（４～９月）の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。

三井住友トラスト－急落　今期最終益1000億円程度に下方修正へと伝わる
$三井住友トラストグループ (8309.JP)$が急落。ブルームバーグ通信は30日10時03分ごろ、同社が24.3期通期の連結純利益予想を下方修正すると報じた。

日立が大幅続伸、今期業績予想を上方修正・生成ＡＩでの成長加速へ組織再編へ
$日立製作所 (6501.JP)$が大幅続伸している。前週末２７日の取引終了後、２４年３月期第２四半期累計（４～９月）の連結決算発表にあわせて、通期の業績予想を見直し、売上収益の見通しを８兆８０００億円から９兆１５００億円（前期比１５．９％減）、最終利益の見通しを５０００億円から５２００億円（同１９．９％減）にそれぞれ引き上げた。

武田薬品工業－3日続落　ノバルティス、同社を米で提訴　元社員が機密持ち出し＝日経
$武田薬品工業 (4502.JP)$が3日続落。28日付けの日本経済新聞朝刊は、スイスの製薬大手ノバルティスが元従業員の機密情報の不正な持ち出しに関連して、同社を米国で訴えていることが27日に分かったと報じた。

オムロンは大幅安、２４年３月期営業益予想を４５０億円に下方修正
$オムロン (6645.JP)$が大幅安で、年初来安値を更新した。同社は２７日取引終了後、２４年３月期通期の連結業績予想を修正。

配信元：Bloomberg、日本経済新聞、MINKABU、トレーダーズ・ウェブ、時事通信