東京市場サマリー：日経平均続伸、日銀総裁が岸田首相と経済金融情勢巡り意見交換　為替議論はなし

Moomooユーザーの皆様、こんにちは！大引けお疲れ様でした。本日の株式相場概況は以下の通りです。よろしくお願いします。
●日経平均株価は前営業日比291.07円高の31856.71円で終了
●岸田首相と経済金融情勢巡り意見交換、為替議論はなし－日銀総裁
●１～２年は日本格付け変わらない、日銀正常化波乱ならリスク－Ｓ＆Ｐ
●ＮＴＴ－3日ぶり反発　自民党、NTT法改正検討　競争の制約見直し＝日経
●丸紅－反発　メキシコのカーメンテナンス会社を買収
●注目銘柄： $日本電信電話 (9432.JP)$、 $丸紅 (8002.JP)$、 $エムスリー (2413.JP)$、 $三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$など
ーmoomooニュース日本株Evelyn

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比291.07円高の31856.71円、東証株価指数（TOPIX）が24.22ポイント高の2265.71で終了した。

トップニュース
岸田首相と経済金融情勢巡り意見交換、為替議論はなし－日銀総裁
日本銀行の植田和男総裁は22日、岸田文雄首相と会談し、経済金融情勢を巡り意見交換したことを明らかにした。会談終了後、官邸で記者団に語った。植田総裁は、首相から「経済金融情勢のいろいろな側面についてご質問があり、私の方でお答えした」と説明した。為替相場の変動を巡る議論については「きょうは特にございません」と語った。

１～２年は日本格付け変わらない、日銀正常化波乱ならリスク－Ｓ＆Ｐ
格付け会社Ｓ＆Ｐグローバル・レーティングのシニア・ディレクター、キムエン・タン氏は日本銀行が７月に行った政策修正について、これまでのところ金融市場や日本経済にさほど大きなショックやボラティリティーをもたらしていないと評価し、日本国債の格付けは今後１、２年は変わらないだろうと述べた。

長期金利一時0.66%　9年7カ月ぶり高水準、米金利上昇で
22日の国内債券市場で長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが上昇（債券価格は下落）し、一時0.66%と2014年1月以来9年7カ月ぶりの高水準を付けた。21日の米債券市場で米長期金利が一時4.35%と07年11月以来の高水準を付けた流れが日本にも波及した。

注目銘柄
ＮＴＴ－3日ぶり反発　自民党、NTT法改正検討　競争の制約見直し＝日経
$日本電信電話 (9432.JP)$が3日ぶり反発。22日付の日本経済新聞朝刊は、自民党がNTT法改正の検討に着手すると報じた。記事によれば、同社が米大手の「GAFA」などと競争する際、1980年代に制定された法律が制約になっているためだという。研究成果の公開義務といった国際競争力の阻害要因を緩和する方向で具体策をまとめるようだ。

丸紅－反発　メキシコのカーメンテナンス会社を買収
$丸紅 (8002.JP)$が反発。同社は21日、2016年に出資参画したメキシコのカーメンテナンス事業会社であるＲａｄｉａｌ Ｌｌａｎｔａｓ（以下、ＲＬ）を子会社化したと発表した。ＲＬの株式を追加取得し、出資比率を49％から80％に引き上げた。

エムスリー－反落　医師リクルーティングプラットフォーム運営の英メスリーを買収
$エムスリー (2413.JP)$が反落。同社は21日、英国の医師リクルーティングプラットフォームを運営するメスリー（ロンドン）を子会社化したと発表した。メスリーは英国の医師および人材紹介会社向けにサービスを展開している。

三菱ＵＦＪなど銀行株が堅調、米長期金利０７年以来の高水準で国内金利にも上昇圧力◇
$三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306.JP)$が３日ぶりに反発。 $三井住友フィナンシャルグループ (8316.JP)$や $みずほフィナンシャルグループ (8411.JP)$が買われ、東証の業種別指数の上昇率で銀行業はトップとなっている。２１日の米国債券市場で長期金利の指標となる１０年債利回りが一時４．３５％に乗せ、２００７年以来の高水準をつけた。

アドテストが大幅高で１万９０００円台回復、生成ＡＩ関連の雄として人気再燃◇
$アドバンテスト (6857.JP)$が大幅高、今月４日以来となるザラ場１万９０００円台を回復してきた。同社は半導体検査装置のトップメーカーで足もとの業績は低調ながら来期以降の業績回復に期待がかかっている。今週は２３日に米 $エヌビディア (NVDA.US)$の５～７月期決算発表を控えているが、生成ＡＩ市場の急拡大を背景に抜群の適性を持つＧＰＵ（画像処理半導体）の売り上げが大幅に伸びるとみられている。