東京市場サマリー：日経平均3日続伸　「ＹＣＣ政策が先手を打って柔軟化しないと維持困難に」と野口日銀委員

Moomooユーザーの皆様、こんにちは！大引けお疲れ様でした。本日の株式相場概況は以下の通りです。よろしくお願いします。
●日経平均は前営業日比558.15円高の32494.66円で終了
●ＹＣＣ政策、先手を打って柔軟化しないと維持困難に－野口日銀委員
●トヨタと出光、全固体電池の量産で協業
●ホンダと三菱商事、EV電池で電力の需給調整　連携を発表
●東芝、12月20日に上場廃止へ　11月下旬に臨時株主総会
●注目銘柄： $トヨタ自動車 (7203.JP)$、 $出光興産 (5019.JP)$、 $村田製作所 (6981.JP)$、 $本田技研工業 (7267.JP)$、 $三菱商事 (8058.JP)$など
ーmoomooニュース日本株Evelyn

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比558.15円高の32494.66円、東証株価指数（TOPIX）が12.50ポイント高の2320.34で終了した。

トップニュース
ＹＣＣ政策、先手を打って柔軟化しないと維持困難に－野口日銀委員
日本銀行の野口旭審議委員は12日、７月の金融政策決定会合で決めたイールドカーブコントロール（長短金利操作、ＹＣＣ）政策の運用柔軟化について、「先手を打って柔軟化していかないと維持が困難になるという性質を持つからだ」と語った。新潟県金融経済懇談会で講演した。

機械受注8月0.5%減、2カ月連続マイナス　金融落ち込み
内閣府が12日発表した8月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標とされる「船舶・電力を除く民需」（季節調整済み）は前月比0.5%減の8407億円だった。マイナスは2カ月連続となる。金融業・保険業を中心に非製造業からの発注が3.8%減少した。

注目銘柄
トヨタと出光、全固体電池の量産で協業
$トヨタ自動車 (7203.JP)$と $出光興産 (5019.JP)$は12日、電気自動車（EV）向けの次世代電池「全固体電池」の量産に向け協業すると発表した。全固体電池はEVの性能を飛躍的に高める「本命」とされ、トヨタは2027〜28年の搭載車投入を目指している。材料の製造技術に知見のある出光との協業で開発スピードを速める。

三菱重工業－後場上げ幅拡大　防衛装備の利益率上げ　品質や納期短縮で最高15%＝日経
$三菱重工業 (7011.JP)$が後場上げ幅拡大。日本経済新聞電子版は12日12時07分、防衛省が防衛装備を発注する際の企業側の想定営業利益率を最高15％に引き上げたと報じた。記事によれば、品質や納期短縮などの取り組みを評価する仕組みにするもよう。

ホンダと三菱商事、EV電池で電力の需給調整　連携を発表
$本田技研工業 (7267.JP)$と $三菱商事 (8058.JP)$は12日、電気自動車（EV）の電池を使った電力の需給調整に共同で乗り出すと発表した。再生可能エネルギーの電気をためる蓄電所向けにEV電池を転用するほか、EVそのものを活用して電力の需給バランスを安定化させることを目指す。

東芝、12月20日に上場廃止へ　11月下旬に臨時株主総会
$東芝 (6502.JP)$は12日、上場廃止に向けた株式併合の議案などを諮る臨時株主総会を11月22日に開催すると発表した。議案が承認されれば、12月20日に東京証券取引所への株式上場が廃止される。日本産業パートナーズ（JIP）など国内連合がTOB（株式公開買い付け）を実施し、9月21日にTOBが成立していた。

村田製が堅調、経済安保強化へＭＬＣＣを「特定重要物資」の対象に追加の方針と伝わる◇
$村田製作所 (6981.JP)$が堅調。政府が経済安全保障の観点から安定的な供給を確保する「特定重要物資」の対象品目を巡り、１１日の自民党会合で追加案が示されたと伝わった。このなかで、電子機器に幅広く搭載される積層セラミックコンデンサー（ＭＬＣＣ）が含まれたという。

配信元：Bloomberg、日本経済新聞、MINKABU、トレーダーズ・ウェブ