東京市場サマリー：日経平均が小幅続伸　心理良好も利食いが重し

Moomooユーザーの皆様、こんにちは！大引けお疲れ様でした。本日の株式相場概況は以下の通りです。よろしくお願いします。
●日経平均株価は前営業日比72.77円高の40888.43円で終了
●物価「2%」持続どこまで　2月上昇率2.8%も先行き鈍化
●国債買い入れ減額、政策変更の消化状況を見極めて実施－植田日銀総裁
●海外勢が注目する3つの日本株買い材料、年後半は円高も＝池田雄之輔氏
●注目銘柄： $日本航空 (9201.JP)$、 $三井化学 (4183.JP)$など
ーmoomooニュース日本株Zeber

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比72.77円高の40888.43円、東証株価指数（TOPIX）が17.01ポイント高の2813.22で終了した。

トップニュース
物価「2%」持続どこまで　2月上昇率2.8%も先行き鈍化
日銀が目標とする消費者物価上昇率2%の持続力が試されている。2月の生鮮食品除く総合指数は前年同月比で2.8%上昇と4カ月ぶりに伸び率を拡大した。先行きは鈍化が予想され、安定的なインフレには賃上げの価格転嫁や中小企業の生産性向上が欠かせない。

国債買い入れ減額、政策変更の消化状況を見極めて実施－植田日銀総裁
日本銀行の植田和男総裁は22日、大規模な金融緩和政策の見直し後の国債買い入れについて、市場における今回の政策変更の消化状況を見極めてから減額を実施する考えを示した。参院財政金融委員会で答弁した。

日銀の次回利上げは10月までが６割、７月と10月の予想拮抗－サーベイ
日本銀行は今週の金融政策決定会合で17年ぶりの利上げに踏み切ったが、エコノミスト調査では約６割が10月までに次回の利上げが行われるとみており、７月と10月の予想が拮抗（きっこう）している。

海外勢が注目する3つの日本株買い材料、年後半は円高も＝池田雄之輔氏
日銀は３月１９日、マイナス金利解除など金融政策の全面的な修正を打ち出した。際立ったのは、株高の反応だ。引き締め策とは一見矛盾する動きだが、筆者が今月、ロンドンで目の当たりにした多くの投資家の評価とは一致している。「リアルな変化が見える」と日本企業を評しているのだ。

「ミスター円」榊原氏、日銀の年内据え置き予想－155～160円で介入も
「ミスター円」として知られる榊原英資元財務官は、日本銀行の追加利上げの可能性について、インフレの推移を見守り、 2024年いっぱいは現状にとどまる可能性が高いと見解を明らかにした。

日銀のゼロ金利解除、正しい時期と方向性と評価－自工会の片山会長
日本自動車工業会の片山正則会長（いすゞ自動車会長）は22日、日本銀行によるマイナス金利政策解除の決定について、「正しいタイミングで正しい方向」に向かっているとの見方を示した。

注目銘柄
日本航空---大幅続伸、増配や来期業績計画などを評価
$日本航空 (9201.JP)$は大幅続伸。前日に業績予想の修正を発表している。24年3月期営業利益は従来予想の1300億円から1400億円、前期比2.2倍に上方修正。国際旅客が想定を下回ったが、燃料費などの費用減、機体保険金などが上振れ要因に。配当性向35％目安に基づいて、年間配当金は従来計画比10円増の70円としている。また、25年3月期計画も公表、EBITは1700億円で前期比21％増、年間配当金は80円としている。

ＬＩＮＥヤフー－底堅い　広告文を生成AIが提案する機能を提供開始
$LINEヤフー (4689.JP)$が底型い。同社は22日、「Yahoo!広告検索広告」において、広告管理ツール上で生成AIによるタイトル・説明文を提案する機能（以下、本機能）の提供を開始したと発表した。

三井化学－8日続伸　廃プラ分解油によるケミカルリサイクル製品の製造開始
$三井化学 (4183.JP)$が8日続伸。同社は22日、廃プラスチックを原料とした熱分解油（以下、廃プラ分解油）を、同社大阪工場のクラッカーへ投入し、マスバランス方式によるケミカルリサイクル由来の誘導品の製造・販売を開始したと発表した。

配信元：Bloomberg、日本経済新聞、時事通信、QUICK Money World、トレーダーズ・ウェブ、ロイター