東京市場サマリー：日経平均は急反発　前営業日比1000円超高

Moomooユーザーの皆様、こんにちは！大引けお疲れ様でした。本日の株式相場概況は以下の通りです。よろしくお願いします。
●日経平均株価は前営業日比1032.80円高の39740.44円で終了
●マイナス金利解除で17年ぶり利上げか、日本株の7％相当の日銀保有ETFに影響も
●日本企業が海外Ｍ＆Ａで存在感、低金利や株主圧力背景に
●債券は上昇、日銀はマイナス金利解除後もハト派スタンス継続との見方
●注目銘柄： $富士通 (6702.JP)$、 $さくらインターネット (3778.JP)$など
ーmoomooニュース日本株Zeber

市場概況
今日の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比1032.80円高の39740.44円、東証株価指数（TOPIX）が51.19ポイント高の2721.99で終了した。

トップニュース
【日銀決定会合プレビュー】マイナス金利解除で17年ぶり利上げか、日本株の7％相当の日銀保有ETFに影響も
日本銀行は18～19日に、金融政策決定会合を開く。19日昼ごろに決定内容を公表し、午後に植田和男総裁による記者会見が行われる見込み。

日本株高持続の条件、欧州投資家に聞く　取引延長要望も
日経平均株価は初の4万円を超えたあと、調整色が出ている。地域別の買越額が大きい欧州の日本株投資家の間では、アセットオーナーの日本株への投資姿勢はまだ「アンダーウエート（弱気）」との見立てが目立つ。株高の持続へ、東京証券取引所の取引時間延長や中小型株の調査拡大といった課題が指摘された。（聞き手はロンドン=大西康平）

債券は上昇、日銀はマイナス金利解除後もハト派スタンス継続との見方
18日の債券相場は上昇。日本銀行が19日の金融政策決定会合でマイナス金利の解除など金融政策の正常化に動くことは織り込み済みで、解除後も追加利上げに慎重なハト派スタンスを継続するとの見方から買われている。

日本企業が海外Ｍ＆Ａで存在感、低金利や株主圧力背景に
日本企業による海外企業のＭ＆Ａ（合併・買収）が活発化している。余剰資金を成長力の高い国外へ振り向ける流れが加速し、年初からの総額は５年ぶりの高水準で推移。買い手としての経験も積み重ね、Ｍ＆Ａ市場で世界的に存在感を増している。

春闘で賃上げも、政治資金問題で低迷する内閣支持率が経済の足かせに
春闘の賃上げ率は５％超と33年ぶりの高水準となったが、岸田文雄内閣の支持率は週末の世論調査でも10ー20％台に沈んだままだ。自民党の政治資金問題への批判はおさまらず、市場関係者からは低迷する内閣支持率そのものが経済の足かせになるとの指摘もある。

注目銘柄
富士通－続伸　ＡＷＳとのグローバルパートナーシップを拡大
$富士通 (6702.JP)$が続伸。同社は18日、Ａｍａｚｏｎ　Ｗｅｂ　Ｓｅｒｖｉｃｅｓ（以下、ＡＷＳ）と、レガシーシステムのモダナイゼーションの加速に向けてグローバルパートナーシップの拡大に合意し、同協業を「Modernization Acceleration Joint Initiative」として2024年4月1日より取り組みを開始すると発表した。

さくらネットがＳ高、東証が信用取引に関する臨時措置を解除
$さくらインターネット (3778.JP)$が続急伸しストップ高の７１４０円に買われている。東京証券取引所が３月１５日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を５０％以上（うち現金２０％以上）とする信用取引の臨時措置を１８日売買分から解除すると発表。また、日本証券金融も１８日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買いが流入しているようだ。

ＴＩＳが３日続伸、生成ＡＩ導入支援サービスの拡充で収益貢献期待
$TIS (3626.JP)$が３日続伸した。１８日、同社とデータ分析特化型のコンサルティングファームである澪標アナリティクス（東京都江東区）が、生成ＡＩ導入支援サービスに追加機能を搭載して提供すると発表。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。生成ＡＩの利用環境を短期間で構築できる「生成ＡＩプラットフォーム」をサービスに追加し、第１弾として、導入検討企業からのニーズが高いナレッジ検索機能の提供を始める。今後、同プラットフォームでは、画像生成や議事録の自動作成機能などさまざまな生成ＡＩによる機能を展開する予定としている。