トレーダーが中国情勢を見極め、銅は堅調に推移
銅先物は木曜日、1ポンド＝4.57ドル付近で横ばいとなり、トップ消費国である中国の需要不安が長引く中、在庫の増加がセンチメントの重しとなった。
中国の最新経済データは、需要の低迷が続いていることを指摘する一方、投資家は来週開催される重要な政治会議に、さらなる経済支援の兆しを期待している。
一方、ロンドン金属取引所のデータによると、水曜日の銅在庫は4,450トン増の195,475トンとなり、2021年10月以来の高水準となった。
中国産銅の主要輸出先である韓国と台湾の倉庫でも在庫が増加した。
その他では、投資家は米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ期待を強める可能性のある、米国の重要なインフレ指標を控えている。
米国の利下げは経済成長と総需要を押し上げる可能性があり、コモディティにとっては強気のシナリオとなる。
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