米自動車団体、トランプ氏に燃費規制緩和と中国補助金への対応要請

2024年11月22日 10:21 JST(一部抜粋)
前例のない地政学的および市場の圧力に直面している－ＡＡＩトップ
次期政権、より厳格な燃費規制定める加州の権利も標的にする可能性
米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）やフォード・モーター、トヨタ自動車、ホンダなど主要自動車メーカーを代表する業界団体、米国自動車イノベーション協会（ＡＡＩ）はトランプ次期米大統領に対し、自動車の燃費効率向上に関する要件を緩和し、中国による「不当な」慣行から業界を保護するよう要請した。

ＡＡＩのプレジデント、ジョン・ボゼーラ氏は21日に公表されたトランプ氏宛ての12日付の書簡で、自動車メーカーは「中国から輸入される巨額の補助金を受けた電気自動車（ＥＶ）や技術による不当な競争」などの「逆風」に直面していると述べた。
　　また連邦および州レベル、「特にカリフォルニア州とそれに準ずる州」での排ガス規制は消費者のコスト増につながっているほか、自動車メーカーにとって順守することが難しい内容になっていると強調した。
　　書簡で、自動車各社はコネクテッドカー（つながる車）や自動運転車、ＥＶに投資しているにもかかわらず、「前例のない地政学的および市場の圧力に直面している」とコメントした。