米国市場の展望：エヌビディア、ASMLなどのAI関連株は急落、ナスダック総合株価指数は321ポイント安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は91.91ドル安の40862.57ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が321.15ポイント安の18188.19で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は57.13ポイント安の5610.07。

$NYダウ(.DJI.US)$
$Nasdaq Composite Index(.IXIC.US)$
$S&P 500 Index(.SPX.US)$

トップニュース

テクニカル・スランプ
●アメリカの対中貿易規制強化への懸念から、ナスダック先物は1％以上下落し、ハイテク株は世界的に下落している。 $エヌビディア(NVDA.US)$ 、 $インテル(INTC.US)$ 、 $アップル(AAPL.US)$ はいずれも米国取引所開場前の取引で下落し、オランダのチップ機械メーカー $ASMLホールディング(ASML.US)$ の株価は、前四半期の受注が伸びたにもかかわらず欧州で下落した。
●一方、ドルは約2ヵ月ぶりの安値水準まで急落し、この動きは日本円の急騰によって増幅され、世界の通貨市場に波及した。ドナルド・トランプ前大統領もインタビューで為替レートの弱さを指摘した。

トランプ氏、税について言及
●共和党全国大会では、トランプ氏のかつてのライバルたちが列をなして彼を賞賛し、次期大統領にふさわしい人物だと語った。
●一方、Bloomberg Business Weekは先月、トランプ氏と独占インタビューを行い、トランプ氏が選挙に勝利した場合の税金、FRBなどの計画案について語った。
●トランプ氏は、法人税率を15％にまで下げ、パウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長の任期を全うさせ、財務長官にJPモルガンのジェイミー・ダイモン氏を検討すると述べた。

ウィリアムズＮＹ連銀総裁利下げに近づいているが、まだ準備はできていない
●さらなるデータがインフレへの確信につながる
●広範なインフレ率の低下がみられる
●現在の金利スタンスは目標達成に適切
●利下げの決断が待たれる
●労働市場は弱くない

厳しい貿易交渉
中国に対するチップ取り締まりへの反発に直面しているバイデン政権は、 $東京エレクトロン(8035.JP)$ および $ASMLホールディング(ASML.US)$ のような企業が中国に先端半導体技術への接触を与え続けるならば、可能な限り厳しい貿易制限を用いることを検討している、と同盟国に語っている。

【焦点】発行拡大続く米国債、市場が吸収できる訳は
米国の財政見通しは悪化しているが、ウォール街は気にしていないようだ。

米議会予算局（CBO）は先月、2024会計年度の財政赤字が1兆9000億ドル（約300兆円）に達するとの見通しを発表した。これは昨年度の1兆7000億ドルを上回る水準で、従来予想の1兆5000億ドルから引き上げた。発表当日の米国債相場は上昇した。赤字の穴埋めに向けた一連の大規模な国債入札にもかわらず、国債相場は上昇基調を維持し、足元の国債利回りは昨年の高水準から大幅に低下している。

トランプ氏は止められない＝スコット米上院議員
●リック・スコット米上院議員（共和、フロリダ州）は16日、共和党全国大会で登壇し、ドナルド・トランプ前大統領は止めることはできないと述べた。
●11月の上院選で再選を狙っているスコット氏は、「民主党も、メディアも、リベラル派の判事も、狂人が放った銃弾も彼を止めることができなかった」と発言。

史上最高値更新中のアップル、AIスマホへの期待でアナリストは続々と格付けを引き上げ
Loop CapitalとMorgan Stanleyのアナリストが、 $アップル(AAPL.US)$ のAIにおける強力な地位を理由に目標株価を引き上げたことで、アップル株は過去最高値まで急騰した。

ーmoomooニュースZeber
出所：moomoo、Bloomberg、みんかぶ、Dow Jones
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