米国市場の展望：アップル、AIチップでブロードコムと協力　CPI発表後米利下げ確率上昇

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は52.58ドル高の44300.41ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が145.72ポイント高の19832.96で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は25.24ポイント高の6060.15。

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米11月CPI、前年比2.7％上昇で市場予想と一致
米11月の消費者物価指数（CPI）は前年比2.7%上昇、市場予想が2.7%上昇、10月の2.6%上昇からやや加速している。前月比は0.3%上昇、市場予想の0.3%上昇と一致、前期が0.2%上昇。

エネルギーと食品を除く米11月のコア消費者物価指数（CPI）は前年比3.3%上昇、市場予想の3.3%と一致、伸び率は前月から変わらなかった。前月比は0.3%上昇、市場予想の0.3%と一致、前期が0.3%上昇。

米CPI発表後、FRBが12月に25ベーシスポイント利下げする確率は96.3％に上昇。CME「フェド・ウォッチ」によると、FRBが12月の会合で金利を据え置く確率は3.7％（CPI発表前はそれぞれ13.9％、86.1％）。

関連記事：更新‐【指標速報】米11月CPI、前年比2.7％上昇で市場予想と一致

バイデン政権、ロシア石油貿易への制裁強化を検討
バイデン政権はトランプ次期大統領の就任前に、ロシアの石油貿易を対象にさらに厳しい制裁を科すことについて検討しているとブルームバーグが報じた。

ロシアの石油輸出を対象とする新たな制裁を科す可能性があるものの、詳細はまだ調整中だという。バイデン政権はまた、ロシアが石油輸送に使用するいわゆる「影の艦隊」への新たな制裁も検討しているという。

トランプ氏、対米投資10億ドル超の企業への迅速承認を約束
トランプ次期大統領は、対米投資額が10億ドル（約1520億円）を超える企業を対象に、大型建設プロジェクトの承認手続きを迅速化すると述べた。景気促進のため、連邦法の限界に挑む姿勢を示した。

トランプ氏は10日、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、米国に10億ドル以上投資する個人や企業は、「承認・許認可が完全に迅速化されるようになる。全ての環境関連の承認が含まれるが、これに限定されるものではない」と述べた。

許認可手続きの変更は近年、超党派の支持を集めてきた。トランプ氏は選挙運動中、「ドリル・ベビー・ドリル（掘って掘って掘りまくれ）」と繰り返し、エネルギー価格を半額にすると主張していた。ただし、大統領が許認可や環境規制を回避する法的権限を保持するのかは不明だ。

アップル、AIチップでブロードコムと協力
$アップル (AAPL.US)$がAIチップで $ブロードコム (AVGO.US)$と協力と伝わった。ブロードコムの株価は4％近く上昇。

テスラ、中国向け12月初週に販売好調、四半期最高値更新
$テスラ (TSLA.US)$が水曜日に発表した販売データによると、電気自動車が12月の第1週に中国市場で合計2.19万台を販売し、2024年第4四半期以来の最高の週次販売台数を更新した。トランプ氏が米大統領選挙で勝利した以来、テスラの株価は65%超急騰、S&P 500指数を大幅に上回っている。

スーパー・マイクロ、ナスダック100除外懸念で株価続落
AIサーバーメーカー $スーパー・マイクロ・コンピューター (SMCI.US)$のCEOは同社が100指数から除外される可能性についての懸念を和らげようと試みたが、市場を納得させなかったようだ。同社の株価は11％近く下落。

日鉄のＵＳスチール買収計画、バイデン大統領が最終的に阻止へ
日鉄による $ユナイテッド・ステイツ・スチール (X.US)$買収計画についてバイデン大統領が、今月末に案件が大統領に差し戻された場合、国家安全保障を理由に正式に阻止する計画だとブルームバーグが報じた。

今年の大半に渡ってこの買収案を審査してきた対米外国投資委員会は、12月22日または23日までに決定をバイデン大統領に報告しなければならないという。審査が具体的にどのような内容になるかは不明だ。

ある関係者によると、バイデン大統領が合併阻止を決定した場合、日鉄とＵＳスチールは手続きを巡って訴訟を起こす構えだとも伝えている。

マイクロソフト、株主総会でビットコイン保有提案を却下
11日に開催された $マイクロソフト (MSFT.US)$の株主総会で、株主たちは仮想通貨 $ビットコイン (BTC.CC)$をバランスシートに追加する提案を却下した。

米証券取引委員会に提出された14A報告書において、マイクロソフトの取締役会は「不必要 」とし、この提案に反対することを報告した。同文書には、「ボラティリティは、流動性と運用資金を確保するために安定的で予測可能な投資を必要とする企業財務応用のための仮想通貨投資を評価する際に考慮すべき要素である」と書かれている。

メーシーズ、3Q減収減益　売上高3％減49.0億ドル
$メーシーズ (M.US)$は、米現地11日に2024年第3四半期（8月4日-11月2日）の決算を発表した。売上高は前年同期比2.7％減の49億300万ドルとなった。営業利益は22.9％減の6400万ドル。営業利益率は1.3％へ低下した。前年同期は1.6％だった。EPSは0.10ドル（前年同期0.15ドル）。

GME、3Q減収最終黒字転換　売上高20％減8.60億ドル
$ゲームストップ クラスA (GME.US)$は、米現地10日引け後に2024年第3四半期（8月4日-11月2日）の決算を発表した。売上高は前年同期比20.2％減の8億6030万ドルとなった。最終損益は1740万ドルの黒字に転換。前年同期は310万ドルの赤字だった。EPSは0.04ドルの黒字（前年同期0.01ドルの赤字）。

パランティア、AI技術で米製造業再生を目指す
$パランティア・テクノロジーズ (PLTR.US)$は、先進的なA技術を通じて、米国の製造業と生産能力の再工業化に取り組む企業で構成される初の「Warp Speedコホート」を発表した。