米国市場の展望：ビットコイン上昇再開、10万ドル突破へ　ダウ平均は37ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は37.99ドル高の44760.05ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が26.99ポイント高の19087.47で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は5.24ポイント高の6003.98。

トップニュース
「ブラックフライデー」到来　本日は感謝祭休暇で3時間早く閉場
感謝祭の翌日であるため、金曜日の米国株式市場は、日本時間翌日3時に3時間早く閉場する。取引時間が短縮されても、投資家の楽観的な見方は損なわれていないようで、特に小型株への強気な見方は依然として強い。ホリデー・シーズンが経済全体を下支えすることから、個人消費が堅調に推移するとの期待が市場センチメントをさらに押し上げると、多くの投資機関が予想している。
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バイデン政権、中国向け半導体のさらなる規制を検討中=関係筋
●バイデン政権は、中国への半導体製造装置と人工知能メモリー・チップのさらなる販売制限を検討しているが、以前提案されたより厳しい措置はとらないだろうと、28日にブルームバーグが関係筋の話として伝えた。 バイデン政権は早ければ来週に最新の措置を発表する見込みだと、米『ワイアード』誌は27日に伝えている。
●米国のチップメーカーは以前から、米国政府によるより厳しい措置は業務に甚大な被害を与えると警告してきた。 数ヶ月前から、米国企業は中国サプライヤーに対する米国政府の一方的な規制に反対してきた。 日本とオランダ政府は、チップ輸出規制の強化を求める最近の米国の圧力に抵抗している。 米国企業は、米国の一方的な規制によって、日本やオランダの企業に比べて不利な立場に置かれることを恐れている。

ビットコインが９万7000ドル台に回復、10万ドルまで上昇再燃
●先週末、ビットコインは10万ドルの大台に迫る勢いを見せたが、わずか300ドル足らず跳ね返され、火曜日に一時9万ドル台に失速した。今日ビットコインは一時9万7500ドルまで回復、再び10万ドルの大台に向かって上昇している。足元では9万7100ドルでの取引を続けている。

●ブルームバーグのデータによると、米国で取引されているビットコイン現物型ETF（上場投資信託）12銘柄への資金流入が急増している。11月の純流入額は62億ドル（約9300億円）に達し、これまでの最高記録だった2月の60億ドルを上回った。
●トランプ氏の再選以来、 $ビットコイン (BTC.CC)$、 $イーサリアム (ETH.CC)$、 $ドージコイン (DOGE.CC)$などの暗号資産はそれぞれ38%、46%、135%上昇し、株式市場を大きく上回っている。専門家は、政策の追い風や資金の継続的な流入、機関投資家の参入などが、暗号資産市場の長期的な成長を支える要因になると指摘している。
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トランプ・トレードによるドル高が一服、ドル円一時149.53円まで下落
●トランプ大統領がベッセント氏を次期財務長官に指名したことで、関税が抑制されるとの楽観論が高まり、米国債が上昇し、ドル指数は今週1％以上下落し、この3ヶ月で最大の週間下落となった。
●午前発表された11月東京CPIが予想を上回ったことを受け、日銀12月利上げ観測が高まり円全面高となっていた。円が対ドルで一時150円と重要な節目を突破した。円高圧力が強まりつつ、 $トヨタ自動車 (7203.JP)$など為替相場に敏感な自動車株が売られた。
●ストーンエックス・ファイナンシャルのFXトレーダー、ミンゼ・ウーは、「来年1月にトランプ大統領が就任するまで、ドルは横ばい圏で推移し、トランプ大統領が政策を発表すれば、ドルの方向性が明確になるだろう」と予想している。

グーグル、オンライン広告事業で違法にシェア拡大＝カナダ当局
カナダの競争政策当局である産業省競争局（CCB）は、米グーグルがオンライン広告事業で違法にシェアを拡大したと主張している。同社にとって規制上の頭痛の種が増えた。

量子コンピュータ株急騰、市場規模は2040年までに8500億ドルに
●ここ一か月間、量子コンピュータ関連銘柄は急騰し、その上昇率はAIやビットコイン関連銘柄をはるかに上回る。中には株価が2.6倍になった銘柄もいる。
●テク大手が量子コンピューティング技術分野への研究開発投資と応用拡大を強化している。 $アマゾン･ドットコム (AMZN.US)$傘下のAWSが顧客の量子コンピューティング準備を支援する「Quantum Embark Program」の開始を発表した。なお、$谷歌-A(GOOGL.US)$は11月18日に、$英伟达(NVDA.US)$と量子コンピューティング技術の実現に向け提携すると発表した。
●IonQは、量子コンピューティングの市場規模は2030年までに650億ドル、2040年までに8500億ドルに拡大すると予測している。
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今週で11月の取引が終了する。休暇明けの12月のクリスマス相場に向け、引き続きトランプ氏の政策動向や経済指標に注目が集まる。
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