米国市場の展望：バフェット氏のバークシャー、現金保有は過去最高　エヌビディア、時価総額世界一へ

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は47.53ドル安の42004.66ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が19.49ポイント安の18220.43で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は3.65ポイント安の5725.15。

トップニュース
ドル下落
世論調査の結果、民主党のカマラ・ハリス候補がいくつかの有力州で優位に立つ可能性が示唆され、ドル指数はこの1ヶ月以上で最大の下落となった。債券と株式先物は上昇した。

エヌビディア、時価総額世界一へ
● $エヌビディア (NVDA.US)$ は11月8日、インテルに代わってダウ工業株30種平均に採用される。
●エヌビディアが再び $アップル (AAPL.US)$ を抜き、世界で時価総額が一番高い企業になろうとしている。両社の順位が入れ替わるのは初めてのことではないが、両社を支える力の違いを示すものである。
●エヌビディアの株価は、ダウ平均への上昇のニュースを受けて、プレ・マーケット取引で2.6％の上昇を見せている。一方、アップルはバフェット氏の継続的な株式売却で下落している。

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現金が王様？
バフェット氏が $アップル (AAPL.US)$ 株を含む保有株を売却し続けたため、 $バークシャー・ハサウェイ クラスB (BRK.B.US)$ の現金は過去最高の3250億ドルに達した。

原油反発
OPEC+が12月の増産を延期することで合意し、イランがイスラエルに対する暴言をエスカレートさせたことから、原油は上昇した。

予測市場は世論調査を凌駕？専門家がその確度を議論
●予測市場は、特に2024年に予定されているアメリカ大統領選挙で人気を博しており、現在では数億ドルのベットを集めている。予測市場は、参加者が新しい情報に対して迅速に行動しようとする経済的動機があるため、世論調査よりも正確であると信じられているが、一方で、資金力のある投資家が結果を歪める影響力に対する懸念も残っている。
●最近の例では、バイデン候補の討論会での不振を受けてハリス候補のオッズが急上昇するなど、予測市場が世論調査ベースのモデルを上回っている。しかし、批評家たちは、大規模な賭けがオッズを操作する可能性があると主張しており、予測市場が本当に従来の予測モデルよりも優位に立てるかどうかは不明である。

各国中銀による金利決定会合、FRBは0.25％の利下げを予想
●世界経済の3分の1以上をカバーする中央銀行が今週、借入コストを決定する。米連邦準備制度理事会（FRB）は弱い雇用統計を受け、木曜日に0.25％の利下げを行うと予想されている。ブラジルは水曜日に利上げを実施する可能性がある。
●中国の全人代常務委員会が開催され、地方政府への財政支援と国営金融機関の資本増強が行われる見込み。また、今週は米国、アジア、欧州の主要企業が決算を発表する大決算週でもある。

選挙期間中の夜間取引に備える世界の投資家たち
●世界の投資家は、米国の選挙期間中の夜間取引に備えている。JPモルガンやゴールドマン・サックスなどの大手銀行は、予想される取引量とボラティリティに対応するため、人員を増やしている。選挙が不透明であるため、取引はリスキーになる。
●「トランプ・トレード」は最近人気を博しており、投資家はドルを選好し、国債を避けている。市民騒乱の潜在的リスクに備える向きもあり、選挙をめぐる予測不可能性が浮き彫りになっている。