米国市場の展望：ＦＲＢが支える米株への強気、バブルのリスク生む－ヤルデニ氏　ダウ平均は24ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は24.68ドル高の39338.32ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が62.38ポイント高の16446.85で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は10.66ポイント高の5228.85。

FRB内部タカ派とハト派が僅差　円安も左右
3月FOMC後に発表されたFOMC参加者の政策金利見通し（ドットチャート）では、年内の利下げ回数が、ゼロ回が2人、1回が2人、2回が5人、計9人いることが確認されている。3回派も9人だったが、4回派が1人いたことで「利下げ3回維持」となったわけだ。際どい僅差ゆえ、利下げ開始時期を6月とすれば、4〜6月期には、この僅差が逆転することも十分に考えられよう。特に、まだ3回の雇用統計と消費者物価上昇率を消化せねばならず、これら重要経済指標の上振れあるいは下振れで、予想利下げ回数が大きく変化する可能性が排除できない。パウエルFRB議長も、タカ派とハト派の狭間で、内部調整に手間取りそうだ。
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ＦＲＢが支える米株への強気、バブルのリスク生む－ヤルデニ氏
米ＦＲＢは投資家が米国株に対して強気でいること以外を難しくしている。これは短期的には全く問題ないかもしれないが、長期的なバブルのリスクを生む。バブルは通常、良い終わり方はしない。ブルームバーグテレビジョンの番組「サーベイランス」の何人かのゲストが先週、2000年代半ばと比較したのは、このことを示唆してのものだった。ヤルデニ・リサーチのエド・ヤルデニ氏も25日、同様の考えを示し、トレーダーがドットコムバブルの種をまいた時のことを思い出したと語った。

エヌビディアに対抗する「ＵＸＬ財団」、ソフト開発計画
競合メーカーが $エヌビディア(NVDA.US)$に対抗するのは、ほぼ不可能になっている。同社には約２０年間にわたって世界のエンジニアに使われてきた独自のプログラミングコードがあり、これがＡＩ半導体と同じような強みを持っているからだ。現在、世界の４００万人を超えるＡＩ・各種アプリの開発者がエヌビディアのソフトウェアプラットフォーム「ＣＵＤＡ」に依拠している。しかし、米半導体大手 $クアルコム(QCOM.US)$やグーグル、 $インテル(INTC.US)$などハイテク企業が昨年９月、エヌビディアのＡＩ市場支配を打ち破ろうと、「ＵＸＬ財団」を設立した。計画では、世界の開発者をエヌビディア半導体に縛り付けている「ＣＵＤＡ」に狙いを絞っている。

アップルに集団訴訟相次ぐ、司法省の独禁法違反提訴きっかけ
米司法省と１６州・地域が２１日に米 $アップル(AAPL.US)$を反トラスト法（独占禁止法）違反で提訴したのをきっかけに、消費者による同社への集団訴訟が相次いでいる。これまでにカリフォルニア州とニュージャージ州の連邦地裁で少なくとも３件の集団訴訟が起こされた。
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テスラ、みずほが投資判断引き下げ EV需要減速で
みずほは、電気自動車（EV）需要が以前考えられていたよりも早く減速しているとして、2024年のEV市場の成長率予想を従来の25％から15％程度に下方修正した。同社のアナリストらは米EV大手 $テスラ(TSLA.US)$について、「規模・収益性ともに他の追随を許さないグローバルリーダーであり続けているが、成長の減速、中国との競争、在庫の増加が課題となっている」と述べ、投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に、目標株価を270ドルから195ドルにそれぞれ引き下げた。

テスラ、運転支援機能「ＦＳＤ」を1カ月無料提供へ　米顧客に
米電気自動車大手 $テスラ(TSLA.US)$は米国の既存顧客と新規顧客に対し、運転支援機能「フルセルフドライビング（ＦＳＤ）」を１カ月間無料で提供する。

ビットコイン、米国時間帯に変動高まる－現物ＥＴＦ登場で構造変化
25日もまた暗号資産（仮想通貨）ビットコインが大きく変動し、比較的低調に推移した同日の米国市場を盛り上げた。今回は７％急伸して７万ドル台を回復し、米国時間帯にビットコインの変動が一段と顕著になる兆候があらためて示された。このパターンは、２月に2021年以来初めて６万ドルを回復した時や、３月に過去最高値を更新した際にも見られた。１月11日の取引開始以来、ビットコイン現物投資型ＥＴＦへの純資金流入は110億ドル余りに上り、取引の軸足は米国に移った。ビットコインの高値と安値の差を１時間ごとに追跡する指標は、米国時間帯にアジア時間帯よりも差が大きくなっていることを示していると、調査会社カイコがリポートで指摘。

米ＥＶルーシッド、サウジ政府系ファンドから10億ドル調達へ
米新興電気自動車（ＥＶ）メーカー、 $ルシード グループ A(LCID.US)$は２５日、サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド（ＰＩＦ）の関連会社アヤル・サード・インベストメント・カンパニー（ＡＴＩＣ）から、１０億ドルの資金を調達すると発表した。

トランプ・メディア株のオプションが人気－95％急落に備えるプット
トランプ前米大統領が率いるメディア企業の株式公開を目指した特別買収目的会社（ＳＰＡＣ）デジタル・ワールド・アクイジション（ＤＷＡＣ）の株価が急騰する中、オプション市場では、数週間以内に同株がその価値をほぼ全て失うことに備えるプット（売る権利）が最も人気だ。トランプ氏のソーシャルメディア会社との合併手続きが25日に完了したのに伴い、ＤＷＡＣは社名を「トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ」に変更。26日からは「 $トランプ メディア アンド テクノロジー(DJT.US)$」のティッカーで取引される。
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