米国市場の展望：MSTRが株式追加発行計画を発表もビットコイン下落　ダウ平均は95ドル安でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は95.18ドル安の43201.85ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が51.88ポイント安の19979.25で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は15.07ポイント安の6024.97。

トップニュース
マイクロストラテジーが株式追加発行の計画を発表もビットコイン下落
ビットコインに投資する $マイクロストラテジー クラスA (MSTR.US)$が株式の追加発行を計画していると発表した。市場はマイクロストラテジーのビットコイン購入について前向きに捉えており、それが価格上昇の最大の理由となっているとアナリストは分析している。

それにもかかわらずビットコインは今日約4%下落し、一時９万6000ドル台を割れた。一部のトレーダーは、ビットコインとイーサのデリバティブの建玉（未決済約定）が大量に期限切れとなり、市場は今後不安定になる可能性があると警戒した。

パランティアとアンドゥリル、国防受注へ連合
英『フィナンシャル・タイムズ』の報道によると、米国のテク企業 $パランティア・テクノロジーズ (PLTR.US)$とアンドゥリル・インダストリーズ（非公開企業）が、国防総省の国防予算入札に共同で参加するテクノロジー企業連合の設立を図っている。

AIの軍事活用の見通しに対する市場の信頼と業績の持続的な伸びを背景に、2024年に入ってから、パランティアの株価は5倍に急騰し、時価総額が防衛大手のレイセオン・テクノロジーズを大幅に上回った。一方、防衛・軍事向けにAIを搭載するソフトウエアや無人機を開発するアンドゥリルの創業者パルマー・レイチ氏は、「シリコンバレーで最も著名なトランプ支持者」 と言われている。

関係筋によると、マスク氏のSpaceX、OpenAI（ChatGPTの親会社）、Saronic（自動運転船会社）、Scale AI（人工知能データ分析会社）など数多くのテク企業がこの連合に参加するために交渉している。

アップル、大手銀2社が目標株価を引き上げ
$アップル (AAPL.US)$株は最近連日過去最高値を更新し、時価総額は3兆9000億ドルに達し、4兆ドルまであと一歩のところまで来ている。

ウェドブッシュのアナリスト、ダニエル・アイブスは、アップルの目標株価を300ドルから325ドルに引き上げ、強気のレーティングを維持した。 同行は目標株価をレンジの上限まで引き上げ、前回から26％の引き上げを示唆。

アナリストによると、アップルの「アップル・スマート」戦略は今後数年間の消費者成長の軌道を変えるだろう。 アップル・スマートを中心に開発されている数百のアプリは、毎年数十億ドルの収益源を生み出す見込みだ。

テスラ、時価総額で世界5割を制覇！2025年、覇権進む？業界地図どう変わるか
12月24日時点で、テスラの時価総額は1.48兆ドルに達し、世界の自動車メーカーの時価総額の半分を占めている。アナリストによると、今後3年間は電気自動車のスマート化が進展する重要な時期であり、テスラがその中心的な牽引役であるとされている。2025年には、テスラのFSD（完全自動運転）が世界的に大きな転換点を迎える見込みで、それによって新エネルギー車業界が本格的にスマート化時代へと突入することが期待されている。

2025年の半導体業界、ウォール街も楽観視
ウォール街の大手金融機関は総じて、半導体は2025年、米国株式市場で最も好調なセクターとの見方を示した。バンク・オブ・アメリカのアナリストは、2025年まで半導体産業の売上高が15％増の7250億ドルに達すると予測。この成長率は今年20％増の予想より鈍化しているものの、依然として力強く安定した成長を見込む。
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