米国市場の展望：インテル、ARMの買収にNOと表明　ダウ平均は52ドル高でスタート

Moomooユーザーの皆様、こんばんは！今晩のＮＹ株の読み筋です。

市場概況
米国市場スタート、優良株で構成するダウ工業株30種平均は52.84ドル高の42227.95ドル、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が38.49ポイント高の18228.78で始まった。米国大型株である500社の銘柄で構成するS＆P500種平均は9.99ポイント高の5755.36。

トップニュース
FRB注目の米PCEコア価格指数、8月は前月比0.1%上昇で予想下回る 前年比2.7%上昇で予想と一致
●米商務省が発表したエネルギーと食品を除くFRB注目の米PCEコア価格指数、8月は前年比で2.7%上昇、4月以来の高水準で市場予想の2.7%上昇と一致。前期が2.6%上昇。

●米PCEコア価格指数、前月比が0.1%上昇、市場予想（0.2%上昇）を下回り、5月以来の低水準を記録した。前期が0.2%上昇。

ゴルディロックス・ゾーン
●米国経済のソフトランディングに対する投資家の信頼感が高まり、市場は「ゴルディロックス・ゾーン」にある、とUniversa InvestmentsのMark Spitznagel氏は指摘した。
●これは突然終わりを告げる危険性があり、投資家は景気減速のような二次的影響に注意する必要がある、と同氏は述べた。Marathon Asset ManagementのBruce Richards氏によれば、米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げを受けて、クレジット市場は魅力的に見えるという。

アーム・インテル
● $アーム・ホールディングス (ARM.US)$ が $インテル (INTC.US)$ の製品部門の買収を打診したが、インテルはこれを拒否した。
●今週すでに、プライベート・エクイティ・グループのアポロがインテルへの投資を申し出ていると言われている。一方、先週は $クアルコム (QCOM.US)$ による買収の可能性についての憶測も飛び交っていた。
●また、ハイテクとメディアの分野では、有料テレビ会社のディレクTVとディッシュが、加入者数で業界最大の会社を設立する可能性のある合併に近づいていると言われている。

中国の景気刺激策
●中央銀行が銀行が準備しなければならない現金の量を削減したことで、中国における大規模な景気刺激策が続いた。
●しかし、経済成長と投資家の信頼を高めることを目的としたこの待望の措置は、上海証券取引所では株式が急騰するなか、一連の不具合や遅延が発生するなど、市場にとっては手に負えないものだったのかもしれない。
●それでも、中国株は2008年以来最高の1週間となりそうだ。

コストコ支出
●大型量販店 $コストコ・ホールセール (COST.US)$ の利益は予想を上回った。しかし、売上高がわずかに届かなかったため、株価は市場前の取引で下落した。
●ゲイリー・ミラーチップ最高財務責任者（CFO）によると、インフレが緩和するにつれ、買い物客は家具やタイヤなど食品以外の品目を購入するようになっている。